/var/yp/securenets ファイルは、Solaris 7 リリース でも Solaris 7 以前の NSKit リリースの場合と同様に、NIS サービスへのアクセスを制限するために使用されます。このファイルが NIS サーバーに存在する場合は、この NIS サーバーは照会に答えたり、ファイルに収められている IP アドレスのマシンおよびネットワークへのマップを与えたりするだけです。ファイルのフォーマットについては、securenets(4) のマニュアルページを参照してください。
securenets ファイルの例を以下に示します。
255.255.255.0 13.13.13.255 host 13.13.14.1 host 13.13.14.2 |
上記において 255.255.255.0 はネットマスクで、13.13.13.255 はネットワークアドレスです。1 行目のセットアップに関しては、ypserv はサブネットの 13.13.13.255 の範囲のこれらのアドレスにのみ応答します。/var/yp/securenets ファイルのエントリを変更したときは、ypserv と ypxfrd のデーモンを終了させて再起動をする必要があります。