Solaris ネーミングの設定と構成

Solaris 7 リリースの NIS

次の NIS の機能は新規のものか、または Solaris 7 リリースで変更されました。

NSKit の提供の停止

前回の Solaris のリリースには、NIS サービスは含まれていませんでした。NIS サービスは今まで、別途配布されていた NSKit からインストールする必要がありました。NIS が Solaris 7 リリースに含まれるようになったので、Solaris 7 用 NSKit はありません。

NIS サービスが Solaris 7 リリースの一部になったので、SUNWnsktuSUNWnsktr のパッケージはなくなりました。これに代わって NIS は、Solaris 7 リリースの SUNWypuSUNWypr のパッケージでインストールされるようになりました。

NIS サービスは、/etc/init.d/yp スクリプトを使用して開始されなくなったので、このスクリプトはなくなりました。Solaris 7 リリースでは、最初に ypinit スクリプトを使用してマスターサーバーの NIS マップを構成してから、/usr/lib/netsvc/yp/ypstart スクリプトを使用して NIS を開始します。これら手順はこの章の次の節で説明します。NIS サービスは、ypstop コマンドを使用して停止できます。

拡張された ypupdated デーモン

NSKit の最新バージョンには、ypupdated デーモンが含まれていませんでした。ypupdated デーモンは、Solaris のこのリリースから含まれます。