マスターサーバーで FNS 名前空間が設定されたら、その他の複製サーバーを各ドメインに追加して、ドメインの ctx_dir を提供するサーバーにします。複製サーバーによって、サーバーの可用性と性能を拡張できます。
FNS のマスターサーバーで nismkdir コマンドを実行して、ctx_dir ディレクトリ用の複製を追加します。
たとえば、マシン fnsrserver を doc.com. ドメインの FNS の複製サーバーにします。
# nismkdir -s fnsrserver ctx_dir.doc.com. |
nisping コマンドで ctx_dir ディレクトリをチェックポイントします。
# /usr/lib/nis/nisping -C ctx_dir.doc.com. |
FNS の複製は一定の間隔でチェックポイントしてください。間隔は、数日に一回程度をお勧めします。選択する間隔は、FNS 名前空間への変更頻度によって異なります。