SunVTS によるシステムのテスト中は、パネル、ウィンドウ、ログファイルを参照することによって、テストの進行状況を監視することができます。
テストの進行状況を監視するためのパネルは、システム状態パネル、System map (システムマップ)、パフォーマンスメーター、コンソールウィンドウの 4 つがあります。
システム状態パネルには、システムの現在の状況、すなわち、SunVTS カーネルの処理状況が表示されます。処理状況は、たとえば、テストが行われていないときは idle、行われているときは testing、最大エラー発生回数に達するか、テストが停止しているときは stopped になります。
システム状態パネルには、正常に実行されたシステムパスの合計数 (すべてのテストが 1 回実行されると、システムパス 1 回となります) 、すべてのテストで発生したエラー発生回数の合計、総テスト経過時間も示されます。
System map パネルは、選択されているすべてのテストの状態を示します。テストの状態は以下のように表示されます。
Passes はテストの実行終了回数です。
Errors はテストがエラー終了した回数です。実行中のテストの前にはアスタリスク (*) が付きます。
トレースモードが実行中の場合は、テスト名に "T" という文字が表示されます。これにより、他のテストに比べてどのテストに時間がかかっているのかを、識別することができます。
System map パネルは、テスト中のデバイスの現在の状態を示します。
黒はデバイスがテストされていないことを示します。
緑はデバイスに対して少なくとも 1 回テストが行われ、そのテストでエラーが検出されなかったことを示します。
赤は少なくとも 1 つのエラーが検出されたことを示します。
コンソールウィンドウには、テストや SunVTS カーネルから送られるメッセージが表示されます。テストに対して、詳細メッセージやシステムコールメッセージを有効にしている場合は、それらのメッセージも表示されます。スクロールバーを使用して隠れているメッセージを表示することができます。
パフォーマンスメーターは、テストの対象となるシステムの性能に関する統計情報が表示されます。詳細は、「Meter ボタン」と 「OPEN LOOK のパフォーマンスメーター」を参照してください。