この節では、 ログファイルを表示、印刷、削除する方法と、ログファイルのエラーメッセージ形式について説明します。
テストの状態は、次の 3 つのログファイルに格納されます。
SunVTS のエラー状態ログ: /var/opt/SUNWvts/logs/sunvts.err
SunVTS の情報ログ: /var/opt/SUNWvts/logs/sunvts.info
Solaris のシステムメッセージログ: /var/adm/messages
sunvts.err ファイルには、SunVTS テストのエラーメッセージとその時刻表示が含まれています。情報ログファイルの sunvts.info には、SunVTS を起動、停止したときに生成される情報メッセージが含まれています。messages ファイルは、一般的な UNIX メッセージのログです。
ログファイルは、Log Files ボタンをクリックすると表示される、Log Files ウィンドウからアクセスすることができます。
ログファイル名を選択し、Display ボタンをクリックすることによってログファイルの内容を表示することができます。メニューから Print (印刷) ボタンや Remove (削除) ボタンを選択することによって、ファイルを印刷、削除することもできます。
これらのログファイルは非常に大きくなることがあります。印刷するときは、ファイルのすべての内容が必要かどうかを確認してください。
SunVTS カーネルのメッセージの形式は以下のようになります。
SUNWvts.テスト名[.サブテスト]. メッセージ番号 日付 時刻 テスト名 デバイス名 [FRU_パス名]ERROR|FATAL|INFO|WARNING|VERBOSE メッセージ
SunVTS テストメッセージの引数と簡単な説明を以下に示します。
表 5-4 SunVTS テストメッセージの構文
引数 |
説明 |
---|---|
SUNWvts |
SunVTS パッケージ名 |
テスト名 |
SunVTS テスト名 |
サブテスト名 |
サブテストのモジュール名 (存在する場合) |
メッセージ番号 |
メッセージ識別子でテストに固有の番号。通常は以下の範囲です。 VERBOSE: 1 - 1999 INFO: 2000 - 3999 WARNING: 4000 - 5999 ERROR/FATAL: 6000 - 7999 FATAL: 8000 - 9998 (9999 は前バージョンの SunVTS のメッセージ用に確保されています) |
日付 時刻 |
エラーの発生日時を示します。 |
テスト名 |
エラーを返したテスト名です。 |
デバイス名 |
エラーが発生したデバイスです。 |
FRU_パス名 |
障害が発生した FRU のフルデバイスパス名。引数はエラーが発生した時の実行中のテストの種類に依存します。詳細は、「障害の発生した FRU 情報の意味」を参照してください。 |
メッセージ |
考えられる原因と推奨対処方法を含むテキストメッセージです。 |