オプションウィンドウの Configuration セクションには、SPC/S ボードに使用可能なシリアルポートが示されます。以下の表に使用可能なポートを示します。
表 34-1 spiftest SPC/S ボードに使用可能なシリアルポート
ボード番号 |
ボードデバイス |
シリアルポート |
パラレルポート |
---|---|---|---|
0 |
stc0 |
term/0-7 |
printers/0 |
1 |
stc1 |
term/8-15 |
printers/1 |
2 |
stc2 |
term/16-23 |
printers/2 |
3 |
stc3 |
term/24-31 |
printers/3 |
4 |
stc4 |
term/32-39 |
printers/4 |
5 |
stc5 |
term/40-47 |
printers/5 |
6 |
stc6 |
term/48-55 |
printers/6 |
7 |
stc7 |
term/56-63 |
printers/7 |
spiftest のテストオプションを以下の表に示します。
表 34-2 spiftest のオプション
オプション |
説明 |
---|---|
96 ピンループバック (96-pin Loopback) |
データ送信、フルモデムループバック、パラレルポートループバックのテストを行います。このテストを実行する前に、テストするカードに 96 ピンループバックコネクタ (パーツ番号 370-1366) を接続する必要があります(付録 A 「ループバックコネクタ」 の「96 ピンメス特殊ループバックコネクタ」を参照)。 |
内部テスト (Internal Test) |
SBus スロットに装着されたシリアルパラレルコントローラカードの高速内部検査を行います。カードには何も接続する必要はありません。 |
25 ピンループバック (25-pin Loopback) |
メニューの Serial Port 部から選択されたシリアルポートの全二重送信と、フルモデムループバックのテストを行います。テストするシリアルパラレルコントローラパッチパネルのシリアルポートに、25 ピンループバックプラグを接続する必要があります (付録 A 「ループバックコネクタ」を参照)。Echo-TTY オプションを有効にしている場合は、このテストを実行することはできません。 |
Echo-TTY |
TTY 端末のキーボードで入力した文字を TTY 端末の画面にエコーさせ、このメニューの Serial Port 部から選択されたシリアルポートの動作を検査します。正しく動作している場合は、TTY 端末のキーボードから任意の文字を入力すると、その文字が TTY 端末の画面に表示されます。 注 - spiftest シリアルポートへの TTY 接続には、対応する文字サイズの設定が必要です。たとえば、TTY 端末が 8 ビット文字サイズに設定されている場合は、spiftest のテストオプションの Char Size も 8 に設定する必要があります。 2 分間何も入力しないと、このテストは時間切れのためエラーになります。Echo-TTY テストを終了するには、Control-C を押します。多少の遅延の後、Status ウィンドウの Pass Count が更新されます。このテストは、25 ピンループバックサブテストと並行して実行することはできません。 |
Printer |
ASCII 文字セットすべてをパラレルプリンタに送ります。シリアルパラレルコントローラパッチパネルのパラレルポートに、パラレルプリンタを接続しておく必要があります。プリンタの出力を観察してテストを検証します。 |
Baud Rate |
ボーレートを指定します。110、300、600、1200、2400、4800、9600、19200、38400 のうちの 1 つを選択します。 注 - 38400 のボーレートは、内部テストが無効の場合にのみ使用することができます。また、このボーレートで複数のポートを一度にテストすることはできません。 |
Char Size |
文字サイズを指定します。5、6、7、8 のうちの 1 つを選択します。 |
Stop Bit |
ストップビットの数を指定します。1 または 2 ビットを選択します。 |
Parity |
パリティーを指定します。none、odd、even のうちの 1 つを選択します。 |
Flow Control |
フロー制御を指定します。Xonoff、rtscts、both のうちの 1 つを選択します。 |
Data Type |
データタイプパターンを指定します。0x55555555 (0x55)、0xaaaaaaaa (0xaa)、random のうちの 1 つを選択します。 |
Serial Port |
テストするシリアルポートを指定します。使用できるポートは、spiftest オプションメニューにある Configuration: に表示されます。 |
/opt/SUNWvts/bin/.customtest ファイルを変更して、テストオプションを変更することもできます。詳細は、『SunVTS 3.3 ユーザーマニュアル』を参照してください。