SunVTS 3.3 テストリファレンスマニュアル

第 37 章 SunDials テスト (sundials)

sundials テストは、SunDials(TM) グラフィックス操作デバイス制御が正しく機能するかをどうかを検査します。また、ダイヤルボックスとシリアルポートとの接続も検査します。


注 -

sundialssunbuttons を同時に実行しないでください。


sundials テストの実行

SunDials の機能は、以下のいずれかの方法で検査することができます。

.customtest ファイルを使用する
  1. .customtest ファイルを編集し、SunDials をテストします。

    .customtest ファイルへの sundials 用のエントリ例を以下に示します。


    sundials;sundials;text<TEXT|20|-s|>


    注 -

    .customtest ファイルは 2 カ所にあります。使用している Solaris 環境に対応する .customtest ファイル (/opt/SUNWvts/bin ディレクトリにある 32 ビット用または /opt/SUNWvts/bin/sparcv9 ディレクトリにある 64 ビット用) を編集してください。


コマンド行から実行する

コマンド行から sundials を実行すると、ダイヤルボックスを画面表現したもの (図 37-1 参照) を表示する対話型テストが開始されます。各ダイヤルを動かして、対応する表示が変わることを確認することができます。

  1. 対話型テストを実行するには、ウィンドウの一番上にある Diagnostics ボタンを選択します。診断テストを実行している間は、画面のダイヤルボックスのダイヤルは動きません。

    ダイヤルボックスがシリアルポートの 1 つに接続され、電力変圧器があることを確認します。

    このテストには、オプションメニューはありません。

    図 37-1 は、sundials のテストメニューです。

    図 37-1 sundials のテストメニュー

    Graphic

sundials のテストモード

sundials は、オフラインの機能テスト (Functional Test) モードでのみ実行できます。sundials は、ダイアルボックスとシリアルポートの接続を検査します。また、操作デバイスのすべてのコントロール機能も検査します。

sundials のコマンド行構文

/opt/SUNWvts/bin/sundials diag 標準引数


注 -

64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/テスト名)。このディレクトリにテストが存在しない場合、そのテストは、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」を参照してください。


sundials のエラーメッセージ

表 37-1 sundials のエラーメッセージ

 

エラーメッセージ 

考えられる原因 

対処方法 

6000

Open failed for /dev/bd

 

 

6001

ioctl(VUIDSFORMAT, VUID_NATIVE) error

 

 

6002

ioctl(VUIDSFORMAT, VUID_EVENT) error

 

 

6003

Could not talk to Dialbox

 

 

6004

Cannot open device

 

 

6005

Writing Diag Command failed

 

 

6006

No response from Dialbox

 

 

6007

Selftest failed

 

 

6008

Weird unknown kind of error

 

 

6009

ioctl(VUIDSFORMAT, VUID_NATIVE) -- you may need to run bdconfig