Solaris 7 Maintenance Update 4 ご使用にあたって

バックアウトに関するバグ

ディスクレスクライアントがヨーロッパ言語 ISO8859-15 ロケールにログインできない (bug ID 4255087)

異機種環境のクライアントサーバー環境において、special patch の 108081-01 または 108082-01 をバックアウトした後、ディスクレスクライアントからヨーロッパ言語 ISO8859-15 ロケールにログインすると dtlogin がハングします。ヨーロッパ言語 ISO8859-15 ロケールは次のとおりです。

表 4-1 ヨーロッパ言語 ISO8859-15 ロケール

ロケール 

説明 

de.ISO8859-15

ユーロドイツ語 (ISO8859-15) 

de_AT.ISO8859-15

オーストリア (ISO8859-15) 

en_GB.ISO8859-15

英国英語 (ISO8859-15) 

es.ISO8859-15

ユーロスペイン語 (ISO8859-15) 

fi.ISO8859-15

フィンランド (ISO8859-15) 

fr.ISO8859-15

フランス語 (ISO8859-15) 

fr_BE.ISO8859-15

ベルギー (ISO8859-15) 

it.ISO8859-15

ユーロイタリア語 (ISO8859-15) 

nl.ISO8859-15

オランダ (ISO8859-15) 

nl_BE.ISO8859-15

オランダ/ベルギー (ISO8859-15) 

pt.ISO8859-15

ポルトガル (ISO8859-15) 

sv.ISO8859-15

ユーロスウェーデン語 (ISO8859-15) 

special patch の 108081-01 または 108082-01 をバックアウトした後、次のエラーメッセージが画面に表示されます。


Backing out patch 108082-01...

pkgadd: ERROR: unable to create package object </usr/openwin/share/locale/da.ISO
8859-15/props/da.ISO8859-15>.
pkgadd: ERROR: unable to create package object </usr/openwin/share/locale/da.ISO
8859-15/props/de.ISO8859-15>.
.....
pkgadd: ERROR: unable to create package object </usr/openwin/share/locale/pt.ISO
8859-15/props/sv.ISO8859-15>.

対処方法 : ディスクレスクライアントからヨーロッパ言語 ISO8859-15 ロケールにログインしないでください。これらのロケールにはサーバーからログインするようにしてください。

ヨーロッパ言語 ISO8859-15 ロケールにログインしシステムがハングした場合は、次の手順に従います。

  1. 別のマシンからそのクライアントにリモートログインします。


    # rlogin client_name
    

    client_name にはディスクレスクライアントのホスト名を指定します。

  2. dtlogindtsession ジョブを強制終了します。


    # kill -9 PID PID
    

    PID には、dtlogindtsession のプロセス ID を指定します。

  3. dtlogin を再起動します。


    # /usr/dt/bin/dtlogin &