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iPlanet Directory Server 5.1 管理者ガイド



本書について


iPlanet Directory Server 5.1 は、業界標準の LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) に基づいたスケーラブルで強力な分散型ディレクトリサーバです。iPlanet Directory Server は、社内イントラネットや、取引先とのエクストラネット、顧客との窓口となる公共のインターネット上で使用できる、集中・分散型のデータリポジトリを構築するための基盤となります。

本書、『管理者ガイド』 では、iPlanet Directory Server に基づくディレクトリサービスの保守に必要なすべての管理作業について説明します。

iPlanet Directory Server リリースの新機能および拡張機能の最新情報については、次のオンラインリリースノートを参照してください。

   http://docs.iplanet.com/docs/manuals/directory.html



お読みになる前に


このマニュアルでは、Directory Server とその内容を管理する方法について説明していますが、ディレクトリサービスの導入、インストール、および管理を正しく行うために必要な、ディレクトリおよび構造に関する基本概念については説明していません。これらの基本概念については、『iPlanet Directory Server 導入ガイド』で説明しています。

Directory Server の概念を十分に理解し、ディレクトリサービスの導入計画をある程度立ててから、iPlanet Directory Server をインストールしてください。Directory Server の各種コンポーネントをインストールする方法については、『iPlanet Directory Server インストールガイド』で説明しています。

『Managing Servers with iPlanet Console』には、 iPlanet サーバの使い方に関する一般的な基本情報も記載されています。このマニュアルをお読みになり、一般的な管理業務の概念を理解してから、iPlanet Directory Server の管理を始めてください。



表記上の規則


ここでは、このマニュアルで使用する表記規則について説明します。

クーリエ (等倍) フォント : このフォントは、属性およびオブジェクトクラスの名前などを本文中で使用する場合など、リテラル文字列で使用します。また、URL、ファイル名、および例にも使用します。

sfgsd

イタリック体 (Italic) : このフォントは、強調、新出用語、および可変部分 (パス名など実際の値に置き換える必要がある文字列)で使用します。

大なり記号 (>) は、一連のメニュー項目選択におけるセパレータとして使用します。たとえば、「オブジェクト」 > 「新規作成」 > 「ユーザ」は、「オブジェクト」メニューをプルダウンし、マウスをドラッグダウンして「新規作成」を強調表示し、「新規作成」のサブメニューの「ユーザ」を選択することを意味します。


注  

「注」、「注意」、および「ヒント」は、重要な条件または制限を強調するためのものです。必ずこれらの注意事項を読んでから、作業を続けるようにしてください。  

本書では、パスおよびファイル名に次の形式を使用しています。

    installDir/slapd-serverID/...

実際のパスおよびサーバ識別子は、それぞれのプラットフォーム、インストール内容、および構成によって異なります。デフォルトパスは、プラットフォームによって異なります。

Solaris 9 プラットフォーム

/var/ds5/slapd-serverID/...

その他の UNIX プラットフォーム

/usr/iplanet/servers/slapd-serverID/...

Windows プラットフォーム

C:¥iPlanet¥Servers¥slapd-serverID!ye n...

Directory Server を別の位置にインストールした場合は、パスを変更する必要があります。serverIDは、インストール時にサーバに指定したサーバの識別子を表します。たとえば、Directory Server の名前を phonebook にした場合、実際のパスは次のようになります。

Solaris 9 プラットフォーム

/var/ds5/slapd-phonebook/...

その他の UNIX プラットフォーム

/usr/iplanet/servers/slapd-phonebook/...

Windows プラットフォーム

C:¥iPlanet¥Servers¥slapd-phonebook ¥...

このマニュアルでは、通常、パスおよびコマンドを UNIX 形式で記述しています。Windows ベースの Directory Server を使用している場合は、UNIX 形式のファイルパスとコマンドを Windows の同様のパスに読み替えてください。Windows プラットフォームのすべてのコマンドには、UNIX 形式と同じ名前に .exe または .bat という拡張子が付いています。



関連情報


iPlanet Directory Server のマニュアルセットには、次のマニュアルも含まれています。

『iPlanet Directory Server インストールガイド』Directory Server のインストール手順と、Netscape Directory Server から iPlanet Directory Server へ移行する手順について説明します。

『iPlanet Directory Server 導入ガイド』Directory Server の導入計画の概要について説明し、導入の事例を提供します。

『iPlanet Directory Server 構成、コマンド、およびファイルのリファレンス』Directory Server に付属するコマンド行スクリプトの使用方法について説明します。

『iPlanet Directory Server スキーマリファレンス』Directory Server に同梱されている LDAP スキーマおよびクライアントアプリケーションに役立つ情報を提供します。

iPlanet に関するその他の情報については、次のサイトを参照してください。


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Last Updated February 26, 2002