ここでは、Java ES コンポーネントのインストール後設定の完了後に、それらのコンポーネントが正しく動作していることを確認するための指針を示します。
Java ES を起動するには、特定の順序でコンポーネントを 1 つずつ起動します。最初に起動するのは、Directory Server と Web コンテナ (Web Server またはアプリケーションサーバー) によって提供される基本的なサービスです。Java ES は、インストール中にこれらのサービスの実行可能インスタンスを作成します。Portal Server と Access Manager は Web コンテナ内で実行されるため、Web コンテナを起動するとそれらも起動されます。
Java ES コンポーネントセット全体を起動するための一般的なシーケンスは、次の表に示すとおりです。左側の列は起動手順の実行順序、中央の列は作業の内容、右側の列は作業の実行手順が解説されている場所をそれぞれ示しています。
表 7–1 Java ES の推奨起動シーケンス
順序 |
実行するタスク |
説明の場所 |
---|---|---|
1 |
Directory Server を起動します。 | |
A. Directory Server を起動します。 | ||
B. 管理サーバーを起動します。 | ||
C. サーバーコンソールを起動します。 | ||
2 |
Directory Proxy Server を起動します。 | |
3 |
使用する Web コンテナを起動します。Access Manager と Portal Server がインストールされている場合は、それらが起動されます。Communications Express がインストールおよび設定されている場合には、これも起動されます。 | |
Application Server を起動します (Message Queue も起動)。 | ||
Web Server を起動します。 | ||
IBM WebSphere Server を起動します。 |
このサーバーに関しては、サードパーティーの資料を参照してください。 |
|
BEA WebLogic Server を起動します。 |
このサーバーに関しては、サードパーティーの資料を参照してください。 |
|
4 |
Access Manager を起動します。 | |
5 |
Portal Server Secure Remote Access を起動します。 | |
6 |
Service Registry を起動します | |
7 |
Instant Messaging を起動します。 | |
8 |
Messaging Server を起動します。 | |
9 |
Calendar Server を起動します。 |
Java ES コンポーネントセット全体を停止するときは、このシーケンスと逆の順序で行います。