Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールガイド(UNIX 版)

アンインストール後に製品レジストリに含まれる共有コンポーネントが削除されたためにインストールが失敗する

Java ES 2005Q4 リリースから、インストールが終了すると、製品レジストリファイル内に共有コンポーネントが登録されるようになっています。

Java ES アンインストーラは、選択可能なコンポーネントをシステムから削除しますが、共有コンポーネントは削除しません。アンインストールが終了しても、製品レジストリには共有コンポーネントのエントリが依然として含まれています。アンインストール後に Java ES の共有コンポーネントを手動で削除しても、それらのコンポーネントは製品レジストリからは削除されません。したがって、次回の Java ES 2005Q4 のインストールは失敗します。なぜなら、手動で削除された共有コンポーネントに対するエントリが製品レジストリ内には依然として存在するため、インストーラはそれらのコンポーネントが存在するものと仮定するからです。


ヒント –

Java ES の共有コンポーネントをシステムから手動で削除しないでください。


推奨される解決方法: 製品レジストリファイルから対応するエントリを削除するか、製品レジストリファイル自体を削除します。製品レジストリファイルからエントリを削除するとファイルが壊れる危険性があるため、製品レジストリの全体を削除することをお勧めします。これを行う前に、Java ES コンポーネント以外の製品が製品レジストリファイルを使用していないことを確認してください。

Linux の場合: Linux ではグラフィカル製品レジストリファイルに相当するものはありません。したがって、そのような rpm ファイルを間違って削除した場合、製品レジストリファイルを手動で編集する必要があります。