Sun Java Enterprise System 2005Q4 配備計画ガイド

ユースケースによるピーク負荷の調査

ユースケースおよび使用パターン分析に戻り、ピーク負荷の領域を特定し、CPU の見積もりを調整します。

たとえば、この例に関して次のようなピーク負荷状況を特定したとします。

このピーク負荷時の使用パターンを考慮に入れるには、これらのサービスを提供するコンポーネントに対する調整を行います。次の表は、このピーク負荷時の使用パターンを考慮した調整の概要を示しています。

表 5–3 ピーク負荷による CPU 見積もりの調整

コンポーネント 

CPU の数 (調整後) 

説明 

Messaging Server MTA 着信 

ピーク時の着信電子メール用に 1 CPU を追加します 

Messaging Server MTA 発信 

ピーク時の送信電子メール用に 1 CPU を追加します 

Messaging Server MMP 

増加する負荷用に 1 CPU を追加します 

Messaging Server STR (メッセージストア) 

増加する負荷用に 1 CPU を追加します 

Directory Server 

増加する LDAP 検索用に 1 CPU を追加します