Sun Java Enterprise System 2005Q4 配備計画ガイド

CPU 見積もりの更新

通常は、CPU の数を偶数値に切り上げます。偶数値に切り上げることで、2 つの物理サーバーに CPU 見積もりを均等に分割できるとともに、潜在処理能力の小さな要因が追加されます。ただし、サービスのレプリケーションに対する特定のニーズに基づいて切り上げる必要があります。

原則として、CPU ごとに 2G バイトのメモリを許容します。必要な実際のメモリは、特定の使用パターンによって異なります。 これは、テストで決定できます。

次の表は、アイデンティティーベースの通信に関する最終見積もりの例です。これらの見積りには、セキュリティーおよび可用性のために追加される可能性のある、追加の処理能力は含まれていません。セキュリティーおよび可用性のための各合計は、この後の節で加えられます。

表 5–4 サポートするコンポーネントのための CPU 見積もりの調整

コンポーネント 

CPU の数 

メモリ 

Portal Server 

8G バイト 

Communications Express 

4G バイト 

Messaging Server (MTA、着信) 

4G バイト 

Messaging Server (MTA、発信) 

4G バイト 

Messaging Server (MMP) 

4G バイト 

Messaging Server (メッセージストア) 

4G バイト 

Access Manager 

4G バイト 

Calendar Server 

4G バイト 

Directory Server 

8G バイト (3 CPU/6G バイトメモリから切り上げ) 

Web Server