「Java ES 2004Q2 サーバーと Java ES 2005Q4 上の IM との間に互換性がない (6309082)」
「Delegated Administrator commadmin ユーティリティーがユーザーを作成しない (6294603)」
「Delegated Administrator commadmin ユーティリティーが組織を作成しない (6292104)」
次の配備シナリオでは問題が発生します。
サーバー-1: Java ES 2004Q2: Directory Server
サーバー-2: Java ES 2004Q2: Application Server、Access Manager、および Portal Server
サーバー-3: Java ES 2004Q2: Calendar Server と Messaging Server
サーバー-4: Java ES 2005Q4: Application Server、Instant Messaging、および Access Manager SDK
imconfig ユーティリティーを実行してサーバー-4 上の Instant Messaging を設定しても、設定は成功しません。サーバー -4 上の Instant Messaging (IM) で使用される Access Manager 7 2005Q4 SDK は、Java ES 2004Q2 リリースと互換性がありません。
回避方法: Access Manager サーバーおよび Access Manager SDK は、同じリリースであることが理想的です。詳細は、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』を参照してください。
Access Manager 7 2005Q4 旧バージョンモードでは、Access Manager 6 2005Q1 からのコア認証モジュールに次の非互換性があります。
組織認証モジュールが旧バージョンモードで削除されています。
「管理者認証設定」および「組織認証設定」の表示方法が変更されました。Access Manager 7 2005Q4 コンソールでは、ドロップダウンリストの ldapService がデフォルトで選択されています。Access Manager 6 2005Q1 コンソールでは、「編集」ボタンが表示され、LDAP モジュールはデフォルトで選択されませんでした。
回避方法: なし。
Access Manager コンソールで、エージェントをレルムモードで作成します。ログアウトしてからエージェント名を使用してもう一度ログインすると、エージェントはレルムにアクセスする権限がないため、Access Manager はエラーを返します。
回避方法: エージェントに対して読み取り/書き込みアクセスができるように、アクセス権を変更します。
Delegated Administrator commadmin ユーティリティーを -S mail,cal オプションで使用すると、デフォルトドメインにユーザーが作成されません。
回避方法: この問題は、Access Manager をバージョン 7 2005Q4 にアップブレードして Delegated Administrator をアップグレードしなかった場合に発生します。Delegated Administrator のアップグレードについては、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』を参照してください。
Delegated Administrator をアップグレードする予定がない場合は、次の手順を実行します。
UserCalendarService.xml ファイルで、mail、icssubcribed、および icsfirstday 属性を必須ではなく省略可能としてマークします。このファイルはデフォルトで、Solaris システム上の /opt/SUNWcomm/lib/services/ ディレクトリにあります。
Access Manager で次のように amadmin コマンドを実行して、既存の XML ファイルを削除します。
# ./amadmin -u amadmin -w password -r UserCalendarService
Access Manager で、更新した XML ファイルを次のように追加します。
# ./amadmin -u amadmin -w password -s /opt/SUNWcomm/lib/services/UserCalendarService.xml
Access Manager Web コンテナを再起動します。
Delegated Administrator commadmin ユーティリティーを -S mail,cal オプションで使用すると、組織が作成されません。
回避方法: 前の問題の回避方法を参照してください。