Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド

Access Manager サービスのログ

サービスログファイルには、アクセスログファイルとエラーログファイルの 2 種類があります。アクセスログファイルには、アクションが実行されたことと正常に実行されたアクションの結果が記録されます。エラーログファイルには、Access Manager サービスで発生したエラーが記録されます。フラットログファイルには、.error または .access という拡張子が付きます。データベース列名の最後には、Oracle データベースの場合は _ERROR または _ACCESS、MySQL データベースの場合は _error または _access が付きます。たとえば、コンソールイベントを記録するフラットファイルログには amConsole.access という名前が付き、コンソールイベントを記録するデータベース列には AMCONSOLE_ACCESS という名前が付きます。以下の節では、ログサービスによって記録されるログファイルについて説明します。

セッションログ

ログサービスでは、次のセッションサービスイベントが記録されます。

セッションログのファイル名は、amSSO で始まります。

コンソールログ

Access Manager コンソールログには、アイデンティティー関連のオブジェクト、ポリシー、およびサービスが作成、削除、および変更されたことが記録されます。たとえば、組織、組織単位、ユーザー、ロール、ポリシー、グループが記録されます。コンソールログには、パスワードなどのユーザー属性が変更されたことや、ロールとグループに対してユーザーが追加または削除されたことも記録されます。また、委託やデータストアのアクティビティーも記録されます。コンソールログのファイル名は、amConsole で始まります。

認証ログ

認証コンポーネントでは、ユーザーのログインおよびログアウトがログとして記録されます。認証ログのファイル名は、amAuthentication で始まります。

連携ログ

連携コンポーネントでは、連携関連のイベントなどがログとして記録されます。たとえば、認証ドメインが作成されたことや、ホストプロバイダが作成されたことが記録されます。連携ログのファイル名は、amFederation で始まります。

ポリシーログ

ポリシーコンポーネントでは、ポリシー関連のイベントなどがログとして記録されます。たとえば、ポリシー管理 (ポリシーの作成、削除、および変更) やポリシー評価が記録されます。ポリシーログのファイル名は、amPolicy で始まります。

エージェントログ

ポリシーエージェントログには、ユーザーがアクセスを許可または拒否されているログリソースに関する例外が記録されます。エージェントログのファイル名は、amAgent で始まります。amAgent ログは、エージェントサーバーだけに存在します。エージェントイベントのログは、Access Manager サーバー上の認証ログに記録されます。この機能の詳細については、ポリシーエージェントのマニュアルを参照してください。

SAML ログ

SAML コンポーネントでは、SAML 関連のイベントなどが記録されます。たとえば、表明およびアーティファクトが作成または削除されたこと、応答および要求の詳細、SOAP エラーなどが記録されます。SAML ログのファイル名は、amSAML で始まります。

amAdmin ログ

コマンド行ログには、コマンド行ツールを使用する操作中に発生したイベントエラーが記録されます。たとえば、サービススキーマがロードされたこと、ポリシーが作成されたこと、ユーザーが削除されたことなどが記録されます。コマンド行ログのファイル名は、amAdmin で始まります。