Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド

SecurID

RSA の ACE/Server 認証サーバーに対して送られる SecurID 認証要求を処理するように、Access Manager を設定できます。Access Manager は、SecurID 認証のクライアント部分を担当します。ACE/Server は、Access Manager のインストールされているシステムにも、別のシステムにも置くことができます。ローカルで管理されたユーザー ID を認証する (admintool (1M) 参照) には、ルートでアクセスする必要があります。

SecurID 認証では、認証ヘルパー amsecuridd を使用します。認証ヘルパーは Access Manager のメインのプロセスとは独立したプロセスです。起動すると、このヘルパーは設定情報を得るためにポートで待機します。Access Manager が nobody として、または root 以外のユーザー ID で実行するようにインストールされている場合でも、AccessManager-base/SUNWam/share/bin/amsecuridd プロセスは root ユーザーとして実行する必要があります。amsecuridd ヘルパーについては、第 20 章「amsecuridd ヘルパー」を参照してください。


注 –

このリリースの Access Manager の場合、Linux プラットフォームと Solaris x86 プラットフォームでは SecurID 認証モジュールを使用できません。この 2 つのプラットフォームでは、SecurID 認証モジュールの登録、設定、有効化を行わないでください。SecurID 認証モジュールは、SPARC のみで使用できます。