Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

要件

ここでは、このリリースの Messaging Server に対する次のプラットフォーム、クライアント製品、およびソフトウェアの追加要件について説明します。


注 –

以前のバージョンの Messaging Server から Messaging Server 6 2005Q4 へのアップグレードの詳細については、「インストールに関する注意事項」を参照してください。


重要なパッチ情報

Sun Java System Messaging Server の最新の必須パッチの一覧を参照するには、http://sunsolve.sun.com にアクセスし、「パッチ」または「パッチ・サポート・ポータル」のいずれかを選択します。オペレーティングシステムのパッチ要件が変わり、Java Enterprise System コンポーネントのパッチが利用できるようになると、SunSolve から、最初は推奨するパッチクラスタの形で更新機能が提供されます。

対応プラットフォーム

今回のリリースは、次のプラットフォームに対応しています。

必須アップグレードパッチやカーネルバージョンなど、Solaris と Linux の要件の詳細については、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Installation Guide for UNIX』および『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Release Notes』を参照してください。

Messaging Server のパッケージの一覧を参照するには、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Installation Guide for UNIX』の付録 A「Java ES Components for This Release」を参照してください。


注 –

Java Enterprise System インストーラは、必須プラットフォームパッチの有無をチェックします。すべての必須パッチをインストールする必要があります。そうしないと、インストール処理は続行されません。



注 –

Messaging Server のパフォーマンスは、CPU のパワー、使用可能なメモリー、ディスク容量、ファイルシステムのパフォーマンス、使用パターン、ネットワークの帯域幅など、さまざまな要因によって左右されます。たとえば、スループットはファイルシステムのパフォーマンスに直接関連します。サイズ決定やパフォーマンスについて質問がある場合には、Sun Java System のご購入先に連絡してください。


必須パッチ

Messaging Server のパッチの詳細については、http://sunsolve.sun.com を参照してください。

クライアントソフトウェアの要件

Communications Express が Messaging Server にアクセスするには、JavaScript 対応ブラウザが必要です。最適なパフォーマンスを得るには、この節に示したブラウザを推奨します。

表 2–2 Messaging Server 6 2005Q4 の推奨クライアントソフトウェア

ブラウザ 

SPARC 版 Solaris 8、SPARC/X86 版 Solaris 9、SPARC/X86 版 Solaris 10 

Windows 98 

Windows 2000 

Windows XP 

Red Hat Linux 7.2 

Macintosh OS X

NetscapeTM Communicator

7.1 

7.1 

7.1 

7.1 

7.1 

7.1 

Internet Explorer 

N/A 

6.0 SP1 以降 

6.0 SP1 以降 

6.0 SP2 

N/A 

N/A 

MozillaTM

1.4 

1.5 以降 

1.5 以降 

1.5 以降 

1.5 以降 

1.5 以降 

製品のバージョン間の互換性に関する要件

この節では、Messaging Server と互換性がある製品のバージョンを示します。

表 2–3 製品のバージョン間の互換性に関する要件

製品 

バージョン 

Sun Cluster 

3.1 

Veritas Cluster Server 

1.3、2.0、3.5、4.0 

Sun Java System Directory Server 

5.1、5.2 

Sun Java System Access Manager (旧 Identity Server) 

「互換 (6.x)」: Access Manager 6 コンソールやディレクトリ情報ツリー (DIT) など、Access Manager 6 の機能をサポートします。Access Manager のほかに Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging をインストールする場合には、Access Manager の「互換 (6.x)」インストールタイプを選択する必要があります。

 

「拡張 (7.x)」: 新しい Access Manager 7 コンソールなど、Access Manager 7 の機能をサポートします。Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging をインストールしない場合にのみ、「拡張 (7.x)」インストールタイプを使用してください。

Sun Java System Web Server 

6.1 

Sun Java SystemApplication Server 

7.x および 8.x 

NSS バージョン要件

Messaging Server 6 2005Q4 には、共有セキュリティーコンポーネントの NSS バージョン 3.9.3 を使用する必要があります。

製品バージョンの依存関係の詳細については、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Installation Guide for UNIX』および『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Release Notes』を参照してください。

Messaging Server の Administration Server の使用

Messaging Server は、次の目的で Administration Server を使用します。

ソフトウェアの追加要件

Messaging Server の本稼働配備では、高性能キャッシュを使用する DNS サーバーがローカルネットワークに必要です。Messaging Server のパフォーマンスは、DNS サーバーの応答性とスケーラビリティーに大きく依存します。

また、DNS が適切に設定されており、ローカルサブネット上にないホストへのルーティングが明確に指定されていることを確認してください。

/etc/hosts ファイル内のインターネットホストテーブルが次のように表示される場合、


123.456.78.910 budgie.west.sesta.com
123.456.78.910 budgie loghost mailhost

            

ホストの IP アドレスの行が 1 行だけになるように変更します。最初のホスト名は、完全指定ドメイン名にしてください。次に例を示します。


123.456.78.910 budgie.west.sesta.com budgie loghost mailhost

            

ファイルシステム

メッセージストアには次のファイルシステムを推奨します。