Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド

設定変更

Application Server 設定の変更

次の設定変更を実行した場合は、変更を有効にするためにサーバーを再起動する必要があります。

手順については、「サーバーまたはドメインの再起動」を参照してください。

動的設定を使用すると、ほとんどの変更はサーバーが実行している間に有効になります。次の設定を変更した場合は、サーバーを再起動しないでください。

asadmin reconfig コマンドは推奨されなくなり、不要になったことに注意してください。設定の変更は、サーバーに対して動的に適用されます。

Application Server のポート

次の表に、Application Server のポートリスナーを示します。

表 1–2 ポートを使用する Application Server リスナー

リスナー (Listener) 

デフォルトのポート番号 

説明 

管理サーバー 

4849 

ドメインの管理サーバーには、管理コンソールと asadmin ユーティリティーを使ってアクセスします。管理コンソールの場合は、ブラウザの URL にポート番号を指定します。リモートから asadmin コマンドを実行する場合は、--port オプションを使用してポート番号を指定します。

HTTP 

8080 

Web サーバーはポート上で HTTP 要求を待機します。配備された Web アプリケーションとサービスにアクセスするために、クライアントはこのポートに接続します。 

HTTPS 

8181 

セキュア通信用に設定された Web アプリケーションは、個別のポートで待機します。 

IIOP 

 

EJB コンポーネントである Enterprise JavaBeans のリモートクライアントは IIOP リスナー経由で Beans にアクセスします。 

IIOP、SSL 

 

セキュア通信用に設定された IIOP リスナーは、ほかのポートを使用します。 

IIOP、SSL、および相互認証 

 

相互 (クライアントおよびサーバー) 認証用に設定された IIOP リスナーは、もう一方のポートを使用します。 

Procedureポート番号を表示する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、スタンドアロンインスタンスノードの下にあるインスタンスを選択します。

  2. 「プロパティー」タブを選択します。

  3. 「インスタンス固有」ページで、デフォルトのポート番号を確認します。構成を設定して、これらの値をオーバーライドできます。

Procedure管理サーバーポートを変更する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 「server-config (管理設定)」ノードを展開します。

  3. 「HTTP サービス」ノードを展開します。

  4. 「HTTP リスナー」ノードを展開します。

  5. 「admin-listener」ノードを選択します。

  6. 「HTTP リスナーを編集」ページで、「リスナーポート」フィールドの値を変更します。

  7. サーバーを再起動します。

ProcedureHTTP ポートを変更する

手順
  1. ツリーコンポーネントで「HTTP サービス」ノードを展開します。

  2. 「HTTP リスナー」ノードを展開します。

  3. 変更するポート番号の HTTP リスナーを選択します。

  4. 「HTTP リスナーを編集」ページで、「リスナーポート」フィールドの値を変更します。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. サーバーを再起動します。

ProcedureIIOP ポートを変更する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 「server-config (管理設定)」ノードを展開します。

  3. 「ORB」ノードを展開します。

  4. 「IIOP リスナー」ノードを展開します。

  5. 変更するポート番号のリスナーを選択します。

  6. 「IIOP リスナーを編集」ページで、「リスナーポート」フィールドの値を変更します。

  7. 「保存」をクリックします。

  8. サーバーを再起動します。

Procedure管理サービスを使用して JMX コネクタを設定する

管理サービスを使用して、JSR-160 準拠のリモート JMX コネクタを設定してください。これは、ドメイン管理サーバーとノードエージェントとの間の通信を処理し、ノードエージェントは、リモートサーバーインスタンスの代わりに、ホストマシンのサーバーインスタンスを管理します。

管理サービスは、サーバーインスタンスが通常のインスタンスか、ドメイン管理サーバー (DAS) か、あるいは組み合わせかを決定します。DAS は、ユーザーアプリケーション要求を処理する能力はあるものの、ユーザーアプリケーションとリソースが、DAS に対しては配備されないことを除いて、J2EE サーバーインスタンスと似ています。DAS と J2EE サーバーインスタンス間の唯一の大きな違いは、DAS は、サーバーインスタンスの同質ユニットであるクラスタの一部にはならない点です。

手順
  1. ツリーから「設定」を選択します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    1. 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを選択します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを選択します。

    2. default-config のコピーを利用する将来のインスタンスのためにデフォルトの設定値を設定するには、default-config ノードを選択します。

  3. ツリーから「管理サービス」を選択します。

  4. 「タイプ」ドロップダウンメニューから、管理サービスを設定する DAS、DAS とサーバー、またはサーバーを選択します。DAS とサーバーを選択することは、DAS を選択することと同じです。サーバーを選択すると、DAS 以外のサーバーインスタンスが選択されます。

  5. 「JMX コネクタ名」フィールドに、内部的に使用する JMX コネクタの名前を入力します。コネクタの名前は、system です。

ProcedureJMX コネクタの設定を編集する

「JMX コネクタを編集」画面で、JSR 160 準拠の JMX コネクタの設定を編集できます。

手順
  1. ツリーから「設定」を選択します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを選択します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを選択します。

    • default-config のコピーを利用する将来のインスタンスのためにデフォルトの設定値を設定するには、default-config ノードを選択します。

  3. 「管理サービス」ノードを展開して、内部的に使用される JMX コネクタである「システム」をクリックします。

  4. JMX コネクタサーバーのポートを入力します。

    JMX サービスの URL は、JSR 160 1.0 仕様によって定義されているプロトコル、ポート、およびアドレスの関数です。

  5. この JMX コネクタがサポートするプロトコルを入力します。

    Application Server version 8.1 は、rmi_jrmp プロトコルのみをサポートします。

  6. 「レルム名」フィールドに、特別な管理レルムを表す名前を入力します。

    すべての認証は、このレルムによって処理されます。

  7. 「有効」チェックボックスを選択して、JMX コネクタで Transport Layer Security が使用されるように指示します。

J2SE ソフトウェアの変更

Application Server は JavaTM 2 Standard Edition (J2SETM) ソフトウェアに依存します。Application Server をインストールすると、J2SE ソフトウェアのディレクトリが指定されます。J2SE ソフトウェアの変更手順については、「JVM の一般設定を行う」を参照してください。

オンラインヘルプの利用

管理コンソールのオンラインヘルプには、操作内容に関連した情報が表示されます。右上の「ヘルプ」リンクをクリックすると、ヘルプブラウザウィンドウに、現在の「管理コンソール」ページに関連したトピックが表示されます。現在のページにヘルプ情報がない場合は、「オンラインヘルプの使用」トピックが表示されます。

オンラインヘルプには、文脈依存ではない概念トピックが含まれています。これらのトピックの 1 つを表示するには、ヘルプブラウザウィンドウの目次から選択します。

Procedure前のヘルプ画面に戻る

手順
  1. ヘルプブラウザウィンドウ内で、マウスの右ボタンをクリックして選択メニューを表示します。

  2. 「戻る」を選択します。

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