ライフサイクルモジュールは、サーバーライフサイクルの 1 つまたは複数のイベントによってトリガーされると、タスクを実行します。このようなサーバーイベントには次のものがあります。
初期化
起動
サービス要求に対する準備
シャットダウン
ライフサイクルモジュールは J2EE 仕様の一部ではなく、Application Server の拡張です。
ツリーコンポーネントで、「アプリケーション」ノードを展開します。
「ライフサイクルモジュール」ノードを選択します。
「ライフサイクルモジュール」ページで、「新規」をクリックします。
「ライフサイクルモジュールを作成」ページで、次の設定を指定します。
「名前」フィールドに、モジュールの機能を示す名前を入力します。
「クラス名」フィールドに、ライフサイクルモジュールのクラスファイルの完全修飾名を入力します。
ライフサイクルを含む JAR ファイルがサーバーのクラスパスにある場合は、「クラスパス」フィールドを空白のままにしておきます。そうでない場合は、完全修飾パスを入力します。
クラスパスを指定しない場合は、domain-dir/applications/lifecycle-module/module-name のクラスをアンパックする必要があります。クラスパスを指定する場合は、何もする必要はありません。
「読み込み順序」フィールドに、100 以上でオペレーティングシステムの MAXINT 値未満の整数を入力します。
この整数によって、サーバーの起動時にライフサイクルモジュールが読み込まれる順番が決定します。モジュールに指定された数値が小さいほど、早く読み込まれます。
サーバーを起動すると、すでに配備されたライフサイクルモジュールが読み込まれます。
デフォルトでは、読み込みが失敗した場合も、サーバーは起動操作を継続します。読み込みが失敗したときにサーバーが起動しないようにするには、「読込み時の障害」チェックボックスにチェックマークを付けます。
配備後には利用できないようにモジュールを無効にする場合は、「無効」ラジオボタンをオンにします。
ライフサイクルモジュールはサーバーの起動時に呼び出されるため、ライフサイクルモジュールを無効にしても、実際にはサーバーインスタンスが再起動されるまで無効になりません。
モジュールを配備するターゲットを選択します。
利用可能なターゲットのリストから、1 つまたは複数のターゲットを選択して「追加」をクリックします。ターゲットを選択しない場合、モジュールはデフォルトのサーバーインスタンス server に配備されます。
「了解」をクリックします。
create-lifecycle-module