Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド

JavaMail に関する管理コンソールタスク

ProcedureJavaMail セッションを作成する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「リソース」ノードを開き、次に「JavaMail セッション」ノードを選択します。

  2. 「JavaMail セッション」ページで、「新規」をクリックします。

    「JavaMail セッションを作成」ページが表示されます。

  3. 「JNDI 名」フィールドに、セッション名を入力します。

    JavaMail リソースのネーミングサブコンテキストプレフィックス mail/ を使用することをお勧めします。次に例を示します。mail/MySession

  4. 「メールホスト」フィールドに、デフォルトメールサーバーのホスト名を入力します。

    プロトコル固有のホストプロパティーが提供されていない場合、Store オブジェクトと Transport オブジェクトの接続メソッドはこの値を使用します。この名前は実際のホスト名として解決可能でなければいけません。

  5. 「デフォルトユーザー」フィールドで、メールサーバーへの接続時に渡すユーザー名を入力します。

    プロトコル固有の username プロパティーが提供されていない場合、Store オブジェクトと Transport オブジェクトの接続メソッドはこの値を使用します。

  6. 「デフォルトの返信用アドレス」フィールドで、デフォルトユーザーの電子メールアドレスを username@host.domain の形式で入力します。

  7. このときメールセッションを有効にしない場合は、「有効」チェックボックスを選択解除します。

  8. デフォルト以外のストアやトランスポートプロトコルを使用するように Application Server のメールプロバイダを設定し直した場合にのみ、「詳細」フィールドでフィールド値を変更します。

    デフォルトで、ストアプロトコルは imap、ストアプロトコルクラスは com.sun.mail.imap.IMAPStore、トランスポートプロトコルは smtp、トランスポートプロトコルクラスは com.sun.mail.smtp.SMTPTransport になっています。

  9. このメールセッションのプロトコルトレースなど、ほかのデバッグ出力を有効にするには、「デバッグ」チェックボックスにチェックマークを付けます。

    JavaMail のログレベルを FINE またはそれ以上に設定した場合、デバッグ出力が生成され、システムのログファイルに取り込まれます。ログレベルの設定の詳細については、「ログレベルを設定する」を参照してください。

  10. プロトコル固有のホストや username プロパティーなど、アプリケーションが必要とするプロパティーを追加するには、「追加プロパティー」フィールドで「プロパティーを追加」をクリックします。

    JavaMail API マニュアルには、使用可能なプロパティーのリストがあります (http://java.sun.com/products/javamail/javadocs/index.html)。

  11. 「ターゲット」領域で、次を実行します。

    1. 「選択可能」リストから、リソースを使用するアプリケーションが配備されるターゲットを選択します。

      選択可能なターゲットには、利用可能なクラスタおよびサーバーインスタンスと、デフォルトのサーバーインスタンス server が含まれます。

    2. 「追加」をクリックして、ターゲットを「選択」リストに移動します。

  12. 「了解」をクリックして、セッションを保存します。

同機能を持つ asadmin コマンド

create-javamail-resource

ProcedureJavaMail セッションを編集する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「リソース」ノードを開き、次に「JavaMail セッション」ノードを選択します。

  2. 「JavaMail セッション」ページで、編集するセッションを選択します。

  3. 「JavaMail セッションを編集」ページで、次のタスクを実行できます。

    • 「メールホスト」、「デフォルトユーザー」、「デフォルトの返信用アドレス」、および「説明」フィールドの値の変更。

    • 「有効」チェックボックスの選択または選択解除による、リソースの有効化または無効化。

    • 「詳細」フィールドの値の変更。

    • プロパティーの追加、削除、または変更。

  4. 「ターゲット」タブをクリックして、「JavaMail セッションターゲット」ページを表示します。このページで、次を実行します。

    1. 「ターゲットの管理」をクリックして、「リソースターゲットの管理」ページを開きます。

      このページで、「選択可能」列と「選択」列の間でターゲットを移動します。「選択」列に、リソースを使用するアプリケーションが配備されるターゲットを必ず配置します。選択可能なターゲットには、利用可能なクラスタおよびサーバーインスタンスと、デフォルトのサーバーインスタンス server が含まれます。「了解」をクリックして変更を保存します。

    2. ターゲットのチェックボックスを選択して、「有効」または「無効」をクリックし、そのターゲットのリソースを有効または無効にします。

  5. 「保存」をクリックして変更を保存するか、または「デフォルトを読み込み」をクリックしてメールセッションのデフォルト値を復元します。

ProcedureJavaMail セッションを削除する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「リソース」ノードを開き、次に「JavaMail セッション」ノードを選択します。

  2. 「JavaMail セッション」ページで、削除するセッション名のとなりのチェックボックスにチェックマークを付けます。

  3. 「削除」をクリックします。

同機能を持つ asadmin コマンド

delete-javamail-resource