JACC (Java Authorization Contract for Containers) は J2EE 1.4 仕様の一部で、プラグイン可能な承認プロバイダ用のインタフェースを定義しています。これによって、管理者は認証を行うためにサードパーティー製の「プラグイン」モジュールを設定できます。デフォルトで、Application Server は JACC に準拠する単純なファイルベースの承認エンジンを提供します。
管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。
設定するインスタンスを選択します。
「セキュリティー」ノードを展開します。
「JACC プロバイダ」ノードを選択します。
「JACC プロバイダ」ページで、「新規」をクリックします。
「JACC プロバイダを作成」ページで、次を入力します。
名前 – このプロバイダの識別に使用する名前。
ポリシーの設定 – ポリシー設定ファクトリを実装するクラスの名前。デフォルトプロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyConfigurationFactoryImpl を使用します。
ポリシープロバイダ – ポリシーファクトリを実装するクラスの名前。デフォルトプロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyWrapper を使用します。
「プロパティーを追加」ボタンをクリックして、プロバイダにプロパティーを追加します。有効なプロパティーは次のとおりです。
repository – ポリシーファイルを含むディレクトリ。デフォルトプロバイダの場合、この値は ${com.sun.aas.instanceRoot}/generated/policy になります。
「了解」をクリックしてこの設定を保存するか、「取消し」をクリックして保存しないで終了します。
管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。
設定するインスタンスを選択します。
「セキュリティー」ノードを展開します。
「JACC プロバイダ」ノードを展開します。
編集する JACC プロバイダのノードを選択します。
「JACC プロバイダを編集」ページで、必要なプロバイダ情報の変更を行います。
ポリシーの設定 – ポリシー設定ファクトリを実装するクラスの名前。
ポリシープロバイダ – ポリシーファクトリを実装するクラスの名前。
プロパティーを追加するには、「追加」ボタンをクリックします。プロパティーの名前および値を入力します。有効なエントリは次のとおりです。
repository – ポリシーファイルを含むディレクトリ。デフォルトプロバイダの場合、この値は ${com.sun.aas.instanceRoot}/generated/policy になります。
既存のプロパティーを削除するには、プロパティーの左側のチェックボックスをクリックして、「プロパティーを削除」をクリックします。
「保存」をクリックして保存するか、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして保存しないで取り消します。
管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。
設定するインスタンスを選択します。
「セキュリティー」ノードを展開します。
「JACC プロバイダ」ノードを選択します。
削除する JACC プロバイダの左側のチェックボックスをクリックします。
「削除」をクリックします。
管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。
設定するインスタンスを選択します。
「セキュリティー」ノードを選択します。
「セキュリティー」ページが表示されます。
「JACC」フィールドに、サーバーが使用する JACC プロバイダの名前を入力します。
使用可能な JACC プロバイダが分からない場合は、ツリーの「JACC プロバイダ」コンポーネントを展開して、設定されたすべての JACC プロバイダを表示します。
「保存」を選択して変更を保存するか、または「デフォルトを読込み」を選択してデフォルト値を復元します。
コンソールに「再起動が必要です」と表示される場合は、Application Server を再起動します。