Application Server は、ツリー構造を使って監視可能なオブジェクトを追跡します。監視オブジェクトのツリーは動的であり、インスタンス内におけるコンポーネントの追加、更新、削除に応じて変更されます。ツリー内のルートオブジェクトは、server などのサーバーインスタンス名です。Platform Edition では、1 つのサーバーインスタンスしか使用できません。
次のコマンドを実行すると、ツリーのトップレベルが表示されます。
asadmin> list --user adminuser --monitor server server.applications server.http-service server.connector-service server.jms-service server.jvm server.orb server.resources server.thread-pools |
次の各節では、これらのサブツリーについて説明します。
次の図に、エンタープライズアプリケーションの各種コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。詳細については、「EJB コンテナの統計」を参照してください。
applications |--- application1 | |--- ejb-module-1 | | |--- ejb1 * | | |--- cache (エンティティー/sfsb) * | | |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティー Bean 用) * | | |--- methods | | |---method1 * | | |---method2 * | | |--- stateful-session-store (sfsb)* | | |--- timers (ステートレスセッション/エンティティー/mdb) * | |--- web-module-1 | | |--- virtual-server-1 * | | |---servlet1 * | | |---servlet2 * |--- standalone-web-module-1 | | |----- virtual-server-2 * | | |---servlet3 * | | |---servlet4 * | | |----- virtual-server-3 * | | |---servlet3 *(ほかの仮想サーバーと同一のサーブレット) | | |---servlet5 * |--- standalone-ejb-module-1 | | |--- ejb2 * | | |--- cache (エンティティー/sfsb) * | | |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティー Bean 用) * | | |--- methods | | |--- method1 * | | |--- method2 * |--- application2
HTTP サービスのノードを、次の図に示します。監視情報が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「HTTP サービスの統計」を参照してください。
http-service |--- virtual-server-1 |--- http-listener-1 * |--- http-listener-2 * |--- virtual-server-2 |--- http-listener-1 * |--- http-listener-2 *
http-service * |---connection-queue * |---dns * |---file-cache * |---keep-alive * |---pwc-thread-pool * |---virtual-server-1* | |--- request * |---virtual-server-2* | |--- request *
リソースノードには、JDBC 接続プールやコネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種リソースコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JDBC 接続プールの統計」を参照してください。
resources |---connection-pool1(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)* |---connection-pool2(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)*
コネクタサービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種コネクタサービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」を参照してください。
connector-service |--- resource-adapter-1 | |-- connection-pools | | |-- pool-1 (このプールのすべてのプール状態) | |-- work-management (このリソースアダプタのすべての作業管理状態)
JMS サービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 JMS サービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。
jms-service |-- connection-factories (リソースアダプタの世界では AKA 接続プールと呼ばれる) | |-- connection-factory-1 (この接続ファクトリのすべての接続ファクトリ状態) |-- work-management (この MQ リソースアダプタのすべての作業管理状態)
ORB ノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「ORB の接続マネージャーの統計」を参照してください。
orb |--- connection-managers | |--- connection-manager-1 * | |--- connection-manager-1 *
スレッドプールノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「スレッドプールの統計」を参照してください。
thread-pools | |--- thread-pool-1 * | |--- thread-pool-2 *