この節では、Calendar Server データに関する次の項目について説明します。
Calendar Server のデータ形式は、RFC 2445「Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification (iCalendar)」に準拠しています。Calendar Server は次の形式をサポートしています。
XML (.xml): Communications Express へのインタフェース。
iCalendar (.ical): デフォルトの形式。
CSAPI を使用して、WCAP プロトコル用のトランスレータ DLL または共有ライブラリを開発できます。WCAP および CSAPI については、『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Developer’s Guide』を参照してください。
カレンダデータは、iCalendar (.ical) 形式または XML (.xml) 形式でインポートおよびエクスポートできます。Calendar Server の管理者は、Calendar Server の csimport および csexport ユーティリティーを使用してカレンダデータをインポートおよびエクスポートできます。エンドユーザーは、Communications Express のユーザーインタフェースを使用してカレンダデータをインポートおよびエクスポートできます。
カレンダは、電子メールメッセージや Web ページに埋め込んだリンクとして参照させることができます。カレンダが読み取りアクセスを許可しているかぎり、ユーザーは Calendar Server にログインすることなく、リンクをクリックするだけでカレンダを表示することができます。たとえば、次のリンクは Auditorium というリソース空間を指定しています。
http://calendar.sesta.com:8080/?calid=Auditorium
Calendar Server は、受信者リストに送信されるサーバー側の電子メールアラームをサポートしています。電子メールメッセージの形式は設定変更が可能で、ユーザーまたはカレンダの属性としてではなく、サーバーの属性として維持されます。Calendar Server が限定的にサポートするのは、予定用の ITIP メソッド PUBLISH、REQUEST、REPLY、CANCEL を含む ITIP/IMIP 標準 (RFC 2446 および RFC 2447) です。