Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

インストール後のデータベース移行ユーティリティー

以前にインストールした Calendar Server 5.1.1 のカレンダデータベースと LDAP データベースのエントリがある場合は、Sun Java System Calendar Server をインストールしたあとで、次のユーティリティーを指定された順序で実行します。

  1. cs5migrate

    カレンダデータベースを Calendar Server バージョン 5 の形式からバージョン 6 の形式に移行します。これらのユーティリティーはテクニカルサポートからダウンロードして入手できます。

    Connector for Microsoft Outlook の使用を計画しており、複数のコンポーネントが定期的に発生する予定の場合は、cs5migrate_recurring を使用します。このユーティリティーにより、定期的コンポーネントごとにマスターレコードと例外が作成されます。

    定期的コンポーネントが既存のデータベースに格納されていない場合、または格納されていても Connector for Microsoft Outlook を使用する予定がない場合は、cs5migrate を使用します。

    cs5migratecs5migrate_recurring のどちらも、テクニカルサポートサイトからのみ入手できます。これらは製品に同梱されていません。

  2. 「csmig」

    Calendar Server 6 データベース内の各カレンダに所有者を割り当て、必要に応じて各カレンダ ID (calid) を所有者にマッピングします。これによって、ホストされた (仮想) ドメインおよび LDAP カレンダ検索データベース (CLD) プラグインがサポートされます。このユーティリティーは Calendar Server に同梱されています。cs5migrate のあと、csvdmig の前にこのユーティリティーを実行します。

  3. 「csvdmig」

    カレンダのドメイン (@domainname) を各 calid に追加することにより、Calendar Server 6 サイトをアップグレードして、ホストされた (仮想) ドメインを使用するようにします。たとえば、sesta.com というドメインでは、jdoecalidjdoe@sesta.com となります。このユーティリティーは Calendar Server に同梱されています。cs5migrate および csmig のあとにこのユーティリティーを実行します。

  4. 「commdirmig」

    Access Manager 6.1 以上で使用するために、LDAP データを Schema 1 から Schema 2 に移行します。このユーティリティーは Access Manager に同梱されています。