Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

認証の行われ方

フロントエンドサーバーは DWP (データベースワイヤプロトコル) を使用してバックエンドサーバーと通信します。DWP は転送メカニズムとして HTTP を使用するため、Calendar Server は設定パラメータを使用して、フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーの間の DWP 接続を認証します。

フロントエンドサーバーは、バックエンドサーバーへの最初の接続時に、ics.conf ファイルに指定されたユーザー ID とパスワードを送信します。バックエンドサーバーは、ics.conf ファイルのパラメータをチェックし、一致すると、認証は成功します。 バックエンドサーバーは、次にセッション ID をフロントエンドサーバーに返します。フロントエンドサーバーは、バックエンドサーバーへの以後の DWP コマンドの送信時にこのセッション ID を使用します。

同じフロントエンドサーバーからの以後の接続では認証は必要ありません。 ただし、バックエンドサーバーを再起動したり、2 つのサーバー間でアクティビティーがないためにセッションがタイムアウトしたりした場合には認証が必要となります。

フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーが複数ある場合は、それぞれで同じユーザー ID とパスワードを使用できます。

バックエンドサーバーがパスワードを指定しない場合、認証は行われません。