カレンダデータベースのユーティリティー、csdb では、データベースファイルを 3 つの論理データベースとして扱います。
caldb は、データベースディレクトリにあるすべての .db ファイルと _db.* ファイルで構成されます。カレンダデータベースファイルのデフォルトの場所は、次のとおりです (cld_cache および ldap_cache サブディレクトリも同様)。
/var/opt/SUNWics5/csdb
Calendar Server の設定プログラム (csconfigurator.sh) を実行するときに、別のディレクトリを指定することもできます。設定プログラムについては、第 3 章「Calendar Server 設定プログラム (csconfigurator.sh)」を参照してください。
次の表は、カレンダデータベース (caldb) ファイルについての説明です。
表 16–1 Calendar Server データベースファイル
ファイル |
説明 |
---|---|
ics50calprops.db |
すべてのカレンダのカレンダプロパティー。カレンダ ID (calid)、カレンダ名、ACL (アクセス制御リスト)、所有者が記録されています。 |
ics50events.db |
すべてのカレンダの予定。 |
ics50todos.db |
すべてのカレンダの仕事 (作業)。 |
ics50alarms.db |
すべての予定と仕事 (作業) のアラーム。 |
ics50gse.db |
GSE (グループスケジューリングエンジン) のスケジューリング要求のキュー。 |
ics50journals.db |
カレンダのジャーナル。現在のリリースにはジャーナルは実装されていません。 |
ics50caldb.conf |
データベースのバージョン識別子。 |
ics50recurring.db |
定期的な予定。 |
ics50deletelog.db |
削除された予定と仕事 (作業)。第 18 章「削除ログデータベースの管理」も参照してください。 |
セッションデータベースは、次のディレクトリにあるすべてのファイルで構成されます。/opt/SUNWics5/cal/lib/admin/session/ および /opt/SUNWics5/cal/lib/http/session/
統計情報データベースは、counter ディレクトリにあるすべてのファイルで構成されます。
/opt/SUNWics5/cal/lib/counter/