Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

SSL の設定

次の表は、ics.conf の SSL 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。SSL パラメータのほとんどはデフォルト値を使用しますが、2 つのパラメータには SSL のデフォルト値を次のように変更する必要があります。

次の表に、ics.conf パラメータとそのデフォルト設定を示します。ics.conf パラメータに適切な値が設定されているかどうかを確認してください。

表 E–6 SSL の設定パラメータ

パラメータ 

デフォルト値 

説明 

encryption.rsa.nssslactivation

"on" 

SSL 用の RSA Cypher Encryption Family サービスを有効にします。 

encryption.rsa.nsssltoken

"internal" 

RSA Cypher Encryption Family トークンの場所を指定します。 

encryption.rsa.nssslpersonalityssl

"SampleSSLServerCert" 

RSA Cypher Encryption Family の証明書名を指定します。 

service.http.tmpdir 

"/var/opt/SUNWis5/
tmp"

一時ディレクトリを指定します。 

service.http.uidir.path 

“html” 

UI ファイルが格納されているディレクトリを指定します。 

service.http.ssl.cachedir

"." 

SSL キャッシュの場所への物理パスを指定します。 

service.http.ssl.cachesize

"10000" 

SSL キャッシュデータベースの最大サイズを指定します。 

service.http.ssl.usessl

"no" 

SSL 設定のために、値を “yes” に変更します。 

cshttpd プロセスが SSL サブシステムを使用するかどうかを指定します。

service.http.ssl.port.enable

"no" 

SSL 設定のために、値を “yes” に変更します。 


注 –

これによって、そのポートで待機するために HTTP プロセスが無効になることはありません。HTTP を実際に無効にする方法はありませんが、機能していない別のポートに HTTP を割り当てることができます。

service.http.enable=”no” を設定しないでください。HTTPS プロセスも無効になります。


service.http.ssl.port

"443" 

cshttpd プロセスが Calendar Server ユーザーからの HTTPS 要求を待機する SSL ポートの番号を指定します。

この値を、HTTP が使用するのと同じデフォルトポート ("80") に設定しないでください。

service.http.ssl.securesession

"yes" 

セッション全体を暗号化するかどうかを指定します。 

service.http.ssl.certdb.path

"alias" 

SSL 証明書データベースの場所への物理パスを指定します。 

service.http.ssl.certdb.password

"password"

SSL 証明書データベースのアクセスパスワードを指定します。 

service.http.ssl.sourceurl

"https://localhost:443"

発信元ソース URL の SSL ホスト名とポート番号を指定します。 

service.http.ssl.ssl2.ciphers

"" 

SSL2 用の暗号化方式を指定します。 

service.http.ssl.ssl2.sessiontimeout

"0" 

SSL2 のセッションタイムアウトを指定します。 

service.http.ssl.ssl3.ciphers

"rsa_rc4_40_md5,
rsa_rc2_40_md5,
rsa_des_sha,
rsa_rc4_128_md5,
rsa_3des_sha"

サポートされる、または有効な SSL 暗号化方式のリストを指定します。 

service.http.ssl.ssl3.

sessiontimeout 

"0"

SSL セッションのタイムアウト値を指定します。