Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

シングルサインオン (SSO) の設定

Access Manager による SSO の設定

次の表は、Access Manager を使用する場合の SSO 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E–12 ics.conf ファイルの SSO 設定パラメータ (Access Manager を使用する場合)

パラメータ 

デフォルト 

説明 

local.calendar.sso.singlesignoff 

”yes” 

Calendar Server の SSO を有効 (“yes”) または無効 (“no”) にします。 

local.calendar.sso.amcookiename 

“iPlanetDirectoryPro” 

Access Manager の SSO cookie 名を指定します。 

local.calendar.sso.amnamingurl 

”http://AccessManager:port
/amserver/namingservice”

Access Manager の SSO ネーミングサービスの URL を指定します。

local.calendar.sso.amloglevel 

”3” 

Access Manager SSO のログレベルを指定します。範囲は 1 (非出力) から 5 (詳細) です。 

local.calendar.sso.logname 

“am_sso.log” 

Access Manager の SSO API ログファイル名を指定します。 

Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを利用した SSO の設定

次の表は、Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを使用する場合の SSO 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E–13 ics.conf ファイルの SSO 設定パラメータ (Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを使用する場合)

パラメータ 

デフォルト値 

説明 

sso.appid

"ics50"

Calendar Server のこのインストールの一意のアプリケーション ID。信頼できるそれぞれのアプリケーションは、一意のアプリケーション ID を持ちます。例: sso.appid="ics50"

sso.appprefix

"ssogrp1"

SSO cookie のフォーマットに使用される接頭辞値。Calendar Server は、この接頭辞を持つ SSO cookie だけを認識するため、信頼できるすべてのアプリケーションがこれと同じ値を使用する必要があります。 

Calendar Server が値にハイフン (-) を追加するため、アプリケーションの接頭辞はハイフンで終わってはいけません。次に例を示します。

sso.appprefix="ssogrp1"

sso.appid.url

 

sso.appid に指定された値の検証 URL。例:

"sso.ics50.url="http://siroe.com:80/
default.html"

sso.nnn.ip

sso.appid.ip

sso.appid に指定された値の IP アドレス。例: sso.ics50.ip=

"123.12.456.123"

sso.cookiedomain

"."

指定ドメイン内のサーバーだけに cookie を送信するようにブラウザに指示します。 

この値は、ピリオド (.) から開始する必要があります。次に例を示します。

".sesta.com"

sso.enable

"1"

SSO を有効または無効にします。 

  • "1" (デフォルト): SSO 機能を有効にします。

  • "0": SSO 機能を無効にします。

    このパラメータが ics.conf に指定されていない場合、Calendar Server は SSO 機能を無視します。

sso.singlesignoff

"true"

"true" を指定すると、ユーザーがログアウトするときに、サーバーは sso.apprefix の設定値と一致するユーザーのすべての SSO cookie を削除します。"false" を指定した場合は、サーバーは SSO ユーザー cookie だけを削除します。

sso.userdomain

" "

ユーザーの SSO 認証の一部として使用されるドメインを指定します。 

sso.appid.url=" verifyurl"

" "

ピア SSO ホストの検証 URL 値を指定します。信頼できるピアごとにこのパラメータが必要となります。 

appid は、SSO cookie が信頼できるピア SSO ホストのアプリケーション ID です。Calendar Server の appidics50 です。

verifyurl は、次の形式で信頼できるピアの URL を識別します。"http://host:port/VerifySSO?"VerifySSO のあとの疑問符 (?) を省略しないでください。

host はホストの URL、port はホストのポート番号を示します。 

たとえば、ポート番号 8883 の sesta.com 上の Calendar Server であれば、次のように指定します。

sso.ics50.url=

"http://sesta.com:8883/VerifySSO?"