ics.conf ファイルには次の設定パラメータが記録されています。
次の表は、ローカル設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–1 ics.conf ファイルのローカル設定用パラメータ
次の表は、カレンダストア設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–2 ics.conf ファイルのカレンダストア設定用パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"anonymous" |
匿名ログインに使用されるカレンダ ID (calid)。 |
|
"yes" |
カレンダの作成時に、ユーザーカレンダの同一時間帯に複数の予定をスケジューリングできるように設定するかどうかを指定します。
|
|
"@@o^a^r^g; @@o^c^wdeic^g; @^a^fs^g; @^c^^g; @^p^r^g" |
ユーザーがカレンダを作成したときに使用されるデフォルトのアクセス制御設定を指定します。形式は、ACE (アクセス制御エントリ) 引数をセミコロンで区切ったリスト形式の文字列です。 ACE の形式については、「カレンダのアクセス制御」を参照してください。 コマンド行ユーティリティーを使用して 1 つ以上の ACE (アクセス制御エントリ) を指定する方法については、「cscal」を参照してください。 |
|
"@@o^a^rsf^g; @@o^c^wdeic^g" |
カレンダ所有者のデフォルトのアクセス制御設定を指定します。 |
|
calstore.calendar.create. lowercase |
"no" |
カレンダの新規作成時、または LDAP CLD プラグインを使用してカレンダを検索する場合に、Calendar Server がカレンダ ID (calid) を小文字に変換するかどうかを指定します。 |
"America/ New_York" |
次の状況で使用するタイムゾーン ID。
|
|
"yes" |
Calendar Server が、非公開の、および時刻と日付のみが公開される (極秘の) 予定と作業をフィルタリング (認識) できるかどうかを指定します。"no" に設定すると、Calendar Server はそれらを公開の予定および作業と同様に扱います。 |
|
defaultcalendar |
"yes" |
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストに含めるかどうかを指定します。 |
defaultcalendar |
"no" |
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストから削除できるかどうかを指定します。 |
"0" |
予定を拡張するときに、LDAP グループで許可される最大出席者数。"0" の値はグループ全体を拡張することを意味します。 |
|
"60" |
定期拡張で作成できる予定の最大数。 |
|
defaultcalendar |
"yes" |
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストに含めるかどうかを指定します。 |
defaultcalendar |
"no" |
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストから削除できるようにするかどうかを指定します。 |
"200" |
ユーザー検索の LDAP ルックアップで返される結果の最大数。値 "0" は制限のないことを意味します。 |
|
fmt1.type |
"uid" |
予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、jdoe や jdoe:tv などの文字列を Calendar Server がどのように扱うかを指定します。設定できる値は、次のとおりです。uid、cn、gid、 res、mailto、cap。 |
fmt2.type |
"mailto" |
Calendar Server が予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、jdoe@sesta.com などのアットマーク (@) を含む文字列をどのように扱うかを指定します。設定できる値は、次のとおりです。uid、cn、gid、res、mailto、cap。 |
fmt3.type |
"cn" |
予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、john doe などの空白文字を含む文字列を Calendar Server がどのように扱うかを指定します。設定できる値は、次のとおりです。uid、cn、gid、res、cap。 |
"." |
カレンダ情報が格納される一次ディスクパーティションの場所。 |
次の表は、カレンダログ設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–3 ics.conf ファイルのカレンダログ設定用パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"admin.log" |
ログ記録管理ツール用のログファイルの名前。 |
|
"0" |
ログバッファーのサイズ (バイト単位)。 |
|
"dwp.log" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) に関する情報のログ記録管理ツール用ログファイルの名前。 |
|
"604800" |
ログファイルの有効期限 (秒単位)。 |
|
"60" |
バッファーの内容をログファイルにフラッシュする間隔 (秒単位)。 |
|
"http.log" |
cshttpd サービスの現在のログファイルの名前。 |
|
"httpd.access" |
現在の HTTP アクセスログファイルの名前。 |
|
"logs" |
ログファイルが格納されるディレクトリ。 |
|
"NOTICE" |
サーバーがログに記録する情報の詳細度を指定します。各ログレベルには、次のいずれかのレベルが割り当てられます。CRITICAL、ALERT、ERROR、WARNING、NOTICE、INFORMATION、DEBUG。 |
|
"10" |
ログディレクトリ内のログファイルの最大数。 |
|
"2097152" |
各ログファイルの最大サイズ (バイト単位)。 |
|
"20971520" |
すべてのログファイルの最大合計ディスク容量 (バイト単位)。 |
|
"5242880" |
ログ記録用に必要な最小ディスク空き容量 (バイト単位)。 |
|
"notify.log" |
csnotifyd サービスのログファイル名。 |
|
"86400" |
ログファイルのローテーション間隔 (秒単位)。 |
次の表は、管理者に関する ics.conf パラメータを示しています。
表 E–4 管理者の構成パラメータ
次の表は、各種のサービス設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–5 ics.conf ファイルのサービス設定用パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"yes" |
管理ツールのアラーム通知を有効 ("yes")、または無効 ("no") にします。 |
|
"yes" |
"yes" に設定すると、csadmind データベースチェックポイントスレッドが開始されます。 |
|
"8388608" |
管理セッション用の Berkeley データベースの最大キャッシュサイズ (バイト単位)。 |
|
"yes" |
"yes" に設定すると、csadmind データベースデッドロック検出スレッドが開始されます。 |
|
"no" |
"yes" に設定すると、csadmind ディスク容量低下監視スレッドが開始されます。 |
|
"yes" |
"yes" に設定すると、すべてのサービスを開始するときに csadmind サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに csadmind サービスを終了します。 |
|
"120" |
csadmind で HTTP 接続をタイムアウトにするまでの秒数。 |
|
"100" |
許容される管理セッションの最大数。 |
|
"10" |
1 管理セッションで実行されるスレッドの最大数。 |
|
なし |
同時に実行可能な管理プロセスの最大数。 |
|
service.admin.port 注意 |
なし |
システムによって設定されます。変更しないでください。 |
"900" |
管理接続をタイムアウトにするまでの秒数。 |
|
"no" |
"yes" に設定すると、csadmind サービス応答スレッドが開始されます。 |
|
" " |
管理セッション要求用の一時ディレクトリ。 |
|
"1800" |
csadmind で HTTP セッションをタイムアウトにするまで待機する秒数。 |
|
"2" |
カレンダサービスの状態 (稼動、終了、待機) を調べる間隔 (秒単位)。 |
|
"300" |
カレンダサービスが開始するまで待機する秒数。 |
|
"300" |
カレンダサービスが終了するまで待機する秒数。 |
|
"60" |
カレンダサービスに終了コマンドを送信するまで待機する秒数。 |
|
"o=internet" |
ディレクトリ内の DC ツリーのルートサフィックス。 |
|
"no" |
"yes" に設定すると、HTTP アクセスが許可されるかどうかについて DNS に対してクライアント IP アドレスがチェックされます。 |
|
"0" |
プレーンテキスト形式のパスワードによるユーザーの認証に成功した後の遅延時間 (秒単位)。 |
|
"calmaster" |
この Calendar Server の管理権限を持つユーザー ID を空白文字で区切って指定します。 |
|
"no" |
"yes" に設定すると、プロキシ経由のログインが許可されます。 |
|
"yes" |
"yes" に設定すると、匿名アクセス (認証なし) が許可されます。これは特殊なタイプのログインであり、指定した制限付きのアクセス (通常は公開カレンダへの読み取り専用アクセス) のみが許可されます。 |
|
"" (Null) |
HTML ドキュメントを取得するための HTTP ホスト。 |
|
"yes" |
cookie をサポートするかどうかをサーバーに指示します ("yes" または "no")。シングルサインオンを有効にするには、"yes" を指定する必要があります。 |
|
"8388608" |
HTTP セッション用の Berkeley データベースの最大キャッシュサイズ。 |
|
"" (Null) |
" " 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってアクセスが許可されます。たとえば、「ALL:LOCAL.sesta.com」と指定した場合は、sesta.com ドメインのすべてのユーザーによるローカル HTTP アクセスが許可されます。複数のフィルタを指定する場合は、CR-LF (改行) で区切ります。 |
|
"" (Null) |
" " 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってアクセスが拒否されます。たとえば、「ALL:LOCAL.sesta.com」と指定した場合は、sesta.com ドメインのすべてのユーザーによる HTTP アクセスが拒否されます。複数のフィルタを指定する場合は、CR-LF (改行) で区切ります。 |
|
"." |
インポートされたファイルが一時的に格納されるディレクトリの local.queuedir への相対パス (指定する場合は絶対パス)。 |
|
"yes" |
"yes" を指定すると、既存のセッションを参照するすべての要求は、同じ IP アドレスから発せられているものとして検証されます。 |
|
"yes" |
"yes" を指定すると、すべてのサービスを開始するときに cshhpd サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに cshhpd サービスを終了します。 |
|
"120" |
HTTP 接続をタイムアウトにするまでの秒数。 |
|
"yes" |
"yes" を指定すると、認証用の LDAP 接続とユーザー設定が作成、維持されます。 |
|
"INADDR_ANY" |
HTTP サービスがクライアント要求を待機する TCP アドレスを指定します。"INADDR_ANY" は任意のアドレスを意味します。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、サーバーへの HTTP 接続が完全にログに記録されます。 |
|
"5000" |
cshttpd サービスでの HTTP セッションの最大数。 |
|
"20" |
cshttpd サービスでの HTTP 要求を処理するスレッドの最大数。 |
|
"1" |
サーバーでの実行が必要な HTTP サービス (cshttpd) プロセスの最大並行実行数。 複数の CPU を持つサーバーについては、「複数 CPU 間でのロードバランスの使用」を参照してください。 |
|
"80" |
Calendar Server ユーザーからの HTTP 要求用のポート。 |
|
"" |
"" 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってプロキシログインが許可されます。構文は service.http.domainallowed と同じです。 |
|
"900" |
HTTP セッションをタイムアウトにするまでの秒数。 |
|
"http" |
HTTP セッション用の一時ディレクトリ。 |
|
"1800" |
cshttpd サービスで HTTP セッションをタイムアウトにするまでの秒数。 |
|
" " |
実行可能ファイルへのすべての URL 参照が格納されるディレクトリの、実行可能ファイルに対する相対パス。 |
|
service.http.tmpdir |
実行可能ファイルへのすべての URL 参照が格納されるディレクトリの、実行可能ファイルに対する相対パス。 デフォルトは次のとおりです。"/var/opt/SUNWics5/tmp" |
|
"html" |
デフォルトのカレンダクライアントが格納されるディレクトリ。WCAP アクセスだけを許可する場合は "" を指定します。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、LDAP SDK でキャッシュが使用されます。 |
|
"30" |
service.ldapmemcache に "yes" を指定した場合に、この値は LDAP SDK に渡されます。これは項目をキャッシュしておける最大秒数です。0 を指定した場合、項目をキャッシュしておける時間に制限が適用されなくなります。 |
|
"131072" |
service.ldapmemcache に "yes" を指定した場合に、この値は LDAP SDK に渡されます。これはキャッシュに使用できるメモリーの最大容量 (バイト単位) です。0 を指定した場合、キャッシュ容量の制限は適用されなくなります。 |
|
.allowpubliccalendarwrite |
"yes" |
"yes" を指定すると、書き込み可能な公開カレンダに対する匿名ユーザーによる書き込みが許可されます。 |
"text/calendar" |
現在は空き/予定ありだけに適用されているコマンドのデフォルトの出力形式を指定します。 |
|
"30" |
get_freebusy の範囲指定の開始時刻に適用される、現在時刻からのデフォルトのオフセットを指定します。 |
|
"30" |
get_freebusy の範囲指定の終了時刻に適用される、現在時刻からのデフォルトのオフセットを指定します。 |
|
service.wcap.freebusy.redirecturl |
““ |
移行プロセスの場合、移行が部分的に行われると、カレンダが元のデータベースと Calendar Server のターゲットデータベースに分かれます。カレンダが Calendar Server データベースに見つからない場合に検索するための元のデータベースの URL です。 |
"yes" |
"yes" を指定すると、カレンダの作成が許可されます。 |
|
"yes" |
"yes" を指定すると、カレンダの削除が許可されます。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、このサーバー経由でのユーザーによるパスワードの変更が許可されます。 |
|
allowpublicwritablecalendars |
"yes" |
"yes" を指定すると、ユーザーは、書き込み可能な公開カレンダを所有できます。 |
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "cn" (LDAP ユーザーの共通名) の変更が許可されます。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "givenname" (LDAP ユーザーの名 (姓名の名)) の変更が許可されます。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "icsCalendar" (ユーザーのデフォルトカレンダ ID) の変更が許可されます。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "mail" (ユーザーの電子メールアドレス) の変更が許可されます。 |
|
.preferredlanguage |
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "preferredlanguage" (LDAP ユーザーの選択言語) の変更が許可されます。 |
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "sn" (LDAP ユーザーの姓) の変更が許可されます。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "nswccalid" (ユーザーのデフォルトカレンダ ID) の変更が許可されます。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダは公開読み取り/非公開書き込みに初期設定されます。"no" を指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダは非公開読み取り/非公開書き込みに初期設定されます。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、get_userprefs.wcap コマンドの LDAP プロキシ認証が有効になります。"no" を指定すると、匿名の LDAP 検索が行われます。 |
|
"no" |
"yes" を指定した場合、サーバーはディレクトリ内に存在するカレンダの各所有者を検証する必要があります (LDAP、または CSAPI 互換のユーザーディレクトリメカニズムを使用)。 |
|
"3.0" |
WCAP のバージョン。 |
次の表は、ics.conf の SSL 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。SSL パラメータのほとんどはデフォルト値を使用しますが、2 つのパラメータには SSL のデフォルト値を次のように変更する必要があります。
service.http.ssl.usessl = “yes”
service.http.ssl.port.enable = “yes”
次の表に、ics.conf パラメータとそのデフォルト設定を示します。ics.conf パラメータに適切な値が設定されているかどうかを確認してください。
表 E–6 SSL の設定パラメータ
次の表は、ホストされた (仮想) ドメインの設定用パラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–7 ホストされたドメインをサポートするための設定パラメータ
次の表は、アラーム通知サーバー設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–8 ics.conf ファイルのアラーム通知設定用パラメータ
次の表は、カレンダ検索データベース (CLD) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–9 ics.conf ファイルのカレンダ検索データベース (CLD) 設定パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"n" |
カレンダ検索プラグインを有効 ("y") または無効 ("n") にします。 |
|
"*" |
ロードするカレンダ検索プラグインの名前を指定します。この値にアスタリスク ("*") を指定すると、Calendar Server はすべてのプラグインをロードします。 |
|
"local" |
使用する CLD プラグインの種類を指定します。 "local" は、Calendar Server が稼動するローカルサーバーにすべてのカレンダが格納され、プラグインをロードしないことを指定します。 "directory" は、LDAP CLD プラグインを指定します。 目的のカレンダを格納しているサーバーは、カレンダ所有者の icsDWPHost LDAP 属性を使用して特定されます。 |
|
" " |
LDAP サーバーデータベース内のユーザーまたはリソースのカレンダエントリが icsDWPHost 属性を持たない場合に、Calendar Server が使用するデフォルトの DWP サーバーの名前を完全修飾名で指定します。 Communications Express 経由、または WCAP コマンドを使用して Calendar Server にログインするユーザーが icsDWPHost 属性を持たない場合、Calendar Server はこのパラメータを使用して属性の自動プロビジョニングを行います。 ユーザーがすでに icsDWPHost 属性を持っている場合は、caldb.dwp.server.default は使用されません。 この名前は、DNS (ドメイン名サービス) によって有効な IP アドレスに解決できる必要があります。 |
|
"yes" |
カレンダ検索データベース (CLD) のキャッシュオプションを有効 ("yes") または無効 ("no") にします。LDAP CLD プラグインのパフォーマンスを最適にするには、"yes" を指定します。 |
|
"10" |
チェックポイントファイルの最大サイズを M バイト単位で指定します。 |
|
"4" |
共有メモリーのサイズを M バイト単位で指定します。 |
|
"1000" |
データベーススレッドの最大数を指定します。 |
|
"." |
CLD キャッシュオプションのデータベース予定、作業、アラームファイルの場所を指定します。デフォルト値の "." を指定した場合、これらのファイルは /var/opt/SUNWics5/csdb/cld_cache ディレクトリに格納されます。 |
|
"60" |
チェックポイントの間隔を秒単位で指定します。 |
|
"yes" |
CLD キャッシュオプション用に同期されたあとにチェックポイントファイルを削除するかどうかを指定します。 |
|
caldb.dwp.server.host-name .ip |
" " |
カレンダデータベースを格納するサーバーのホスト名を指定します。このサーバーでは、DWP (csdwpd) サービスが稼動している必要があります。この名前は、DNS (ドメイン名サービス) によって有効な IP アドレスに解決できる必要があります。このパラメータには、LDAP CLD プラグインによって使用されます。 注: パラメータの各部で同じ host-name を完全修飾名で指定します。次に例を示します。 caldb.dwp.server.sesta.com.ip="sesta.com" |
"1" |
サーバーが新しいネットワーク接続を獲得する前にバックログされる要求の最大数。 |
|
"2" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスクライアントが各 DWP サービスホストに対して確立する接続の初期数。 |
|
"2" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス要求を処理するスレッドの初期数。 |
|
"1000" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーに許容される接続の最大数。 |
|
"20" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーに許容されるスレッドの最大数。 |
|
"n" |
すべての DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス要求に対してサーバーが MD5 (Message Digest 5) の一方向ハッシュチェックを行うかどうかを指定します。一方向ハッシュ機能は、メッセージ認証用の電子署名を作成するために使用されます。
|
|
" " |
指定したマシンのホスト名で DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーの IP アドレスを指定します。 |
|
"9779" |
指定したマシンのホスト名で DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスを使用するサーバーのポート番号を指定します。 |
|
" " |
フロントエンドサーバーで、バックエンドサーバーとの DWP 接続の認証に使用されるユーザー ID を指定します。 back-end-server はサーバー名です。 |
|
" " |
フロントエンドサーバーで、バックエンドサーバーとの DWP 接続の認証に使用されるパスワードを指定します。 back-end-server はサーバー名です。 |
|
"65536" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービススレッドのスタックサイズ。 |
|
LDAP プラグインがカレンダ検索機構に使用されている場合の認証するベース DN。 |
||
LDAP プラグインがカレンダ検索機構に使用される場合にアクセスする LDAP サーバーのホスト名。 |
||
LDAP プラグインがカレンダ検索機構に使用される場合に local.authldapbinddn の設定で指定されたユーザーのバインド資格情報 (パスワード)。 |
||
LDAP プラグインがカレンダ検索機構に使用される場合に、ユーザーの DN を検索するための認証用のバインドに使用する DN。 |
||
"389" |
LDAP プラグインがカレンダ検索機構に使用される場合にアクセスする LDAP サーバーのポート番号。 |
|
"n" |
"y" を指定すると、csapi.plugin.authentication.name に設定されるプラグインだけがロードされます。 指定しない場合は、すべての認証クラスプラグインがアルファベット順にロードされます。認証には、これらのプラグインがアルファベット順に使用されます。 |
|
" " |
csapi.plugin.loadall に "n" を指定し、csapi.plugin.authentication に "y" を指定した場合、このプラグインだけがロードされます。指定しない、または空白 (" ") の場合、すべての認証クラスプラグインがロードされます。 |
|
"0" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログバッファーのサイズ (バイト単位)。 |
|
"604800" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルの有効期限が切れるまでの時間 (秒単位)。 |
|
"60" |
バッファーの内容を DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルにフラッシュする間隔 (秒単位)。 |
|
"logs" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルが格納されるディレクトリ。 |
|
"Notice" |
サーバーがログに記録する DWP (データベースワイヤプロトコル) の情報の詳細度を指定します。DWP (データベースワイヤプロトコル) の各ログレベルには、次のいずれかのレベルが割り当てられます。CRITICAL、ERROR、WARNING、NOTICE、INFORMATION、DEBUG (重要度順)。この詳細度を CRITICAL に設定した場合、サーバーがログに記録する情報の詳細度は最も低くなります。最も高い詳細度でログを記録するには、DEBUG を指定します。たとえば、WARNING を指定した場合は、CRITICAL、ERROR、WARNING の各レベルのログレベルのみが記録されます。 |
|
"10" |
ログディレクトリ内の DWP (データベースワイヤプロトコル) に関連したログファイルの最大数。 |
|
"2097152" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) の各ログファイルの最大サイズ (バイト単位)。 |
|
"20971520" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) のすべてのログファイルの最大合計ディスク容量 (バイト単位)。 |
|
"5242880" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスアクティビティーのログ記録用に必要な最小ディスク空き容量 (バイト単位)。この値に達すると、サーバーは古いログファイルの有効期限を終了してディスクの空き容量を増やそうとします。最小空き容量を回復できない場合、すべてのログの記録は一時的に停止されます。 |
|
"86400" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスのログファイルのローテーション間隔 (秒単位)。 |
|
" " |
バックエンドサーバーで、DWP 接続の認証に使用するユーザー ID を指定します。このパラメータは省略可能です。バックエンドサーバーがユーザー ID を指定しない場合、認証は行われません。 |
|
" " |
バックエンドサーバーで、DWP 接続の認証に使用するパスワードを指定します。このパラメータは省略可能です。バックエンドサーバーがパスワードを指定しない場合、認証は行われません。 |
|
"localhost" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) を実行しているマシンのホスト名。 |
|
"1000" |
並行して実行できる DWP (データベースワイヤプロトコル) サービススレッドの最大数。 |
|
"1" |
サーバーでの実行が必要な DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス (csdwpd) プロセスの最大並行実行数。 複数の CPU を持つサーバーについては、「複数 CPU 間でのロードバランスの使用」を参照してください。 |
|
"no" |
"yes" を指定すると、すべてのサービスを開始するときに csdwpd サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに csdwpd サービスを終了します。 |
|
"86400" |
アイドル状態にある DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスの持続的接続を閉じるまでの時間 (秒単位)。 |
|
"59779" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービスが待機するポートの番号。この値は、LDAP CLD プラグインのデフォルトポート番号です。 |
|
"yes" |
DWP (データベースワイヤプロトコル) サービス (csdwpd) のリモートユーザーの認証で LDAP を有効 ("yes") または無効 ("no") にします。 |
|
service.calendarsearch.ldap |
"yes" |
Calendar Server が LDAP ディレクトリの後にカレンダデータベースを検索するか ("yes")、カレンダデータベースだけを検索するか ("no") を指定します。 |
次の表は、ics.conf ファイル内の LDAP データキャッシュに関するパラメータを示しています。
表 E–10 LDAP データキャッシュの設定パラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
local.ldap.cache.enable |
LDAP データキャッシュを有効 (“yes”) または無効 (“no”) にします。デフォルトは “no” です。 |
local.ldap.cache.checkpointinterval |
チェックポイントスレッドがスリープするまでの秒数を指定します。デフォルトは “60” 秒です。 |
local.ldap.cache.circularlogging |
古いキャッシュファイルを削除するかどうかを指定します。デフォルトは “yes” です。 |
local.ldap.cache.homedir.path |
LDAP データキャッシュデータベースの物理的な場所を指定します。デフォルトは /var/opt/SUNWics5/csdb/ldap_cache です。 |
local.ldap.cache.logfilesizemb |
チェックポイントファイルの最大サイズを M バイト単位で指定します。デフォルトは “10”M バイトです。 |
local.ldap.cache.maxthreads |
LDAP データキャッシュデータベースの最大スレッド数を指定します。デフォルトは “1000” です。 |
local.ldap.cache.mempoolsizemb |
共有メモリーのサイズを M バイト単位で指定します。デフォルトは “4”M バイトです。 |
local.ldap.cache.entryttl |
LDAP データキャッシュエントリの存続時間 (TTL) を秒単位で指定します。デフォルトは “3600” 秒 (1 時間) です。 |
local.ldap.cache.stat.enable |
LDAP データキャッシュへのアクセスをログに記録し、ログファイルに統計情報を出力するかどうかを指定します。デフォルトは “no” です。 注: このパラメータはデバッグモードだけに適用されます。 |
local.ldap.cache.stat.interval |
統計情報レポートをログファイルに書き込む間隔を秒単位で指定します。デフォルトは “1800” 秒 (30 分) です。 |
local.ldap.cache.cleanup.interval |
データベースクリーンアップの間隔を秒単位で指定します。デフォルトは “1800” 秒 (30 分) です。 |
リソースカレンダを設定するには、次の表のパラメータを使用します。
表 E–11 リソースカレンダの設定パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"no" |
カレンダの作成時に、リソースカレンダ (会議室や視聴覚機器などのリソースのカレンダ) の同一時間帯に複数の予定をスケジューリングできるように設定するかどうかを指定します。 |
|
リソースカレンダを作成するときに使用されるデフォルトのアクセス制御設定を指定します。 デフォルトは次のとおりです。"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^rsf^g" |
次の表は、Access Manager を使用する場合の SSO 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–12 ics.conf ファイルの SSO 設定パラメータ (Access Manager を使用する場合)
次の表は、Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを使用する場合の SSO 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–13 ics.conf ファイルの SSO 設定パラメータ (Communications サーバーの信頼できるサークルテクノロジを使用する場合)
次の表は、GSE (グループスケジューリングエンジン) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–14 ics.conf ファイルの GSE (グループスケジューリングエンジン) 設定パラメータ
次の表は、データベース処理の設定で使用される ics.conf パラメータを一覧表示し、各パラメータのデフォルト値と説明を示しています。
表 E–15 ics.conf ファイルのデータベース設定用パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"60" |
チェックポイントデータベーストランザクションの間隔 (秒単位)。 |
|
"yes" |
"yes" を指定すると、トランザクションの同期がとれた後でデータベースチェックポイントファイルが削除されます。自動バックアップを有効にしていないかぎり、この値を “no” に設定しないでください。 |
|
"100" |
ブレークが必要なデータベースデッドロックのチェック間隔 (ミリ秒単位)。 |
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"." |
データベース予定、作業、アラームファイルが格納されるディレクトリ (プログラム実行可能ファイルに対する相対パス、または絶対パス)。デフォルトは “.” で、次のディレクトリが指定されます。 /var/opt/SUNWics5/csdb |
|
"10" |
データベースチェックポイントファイルの最大サイズ (M バイト単位)。 |
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"10000" |
データベース環境で準備が必要なスレッドの最大数。 |
|
"4" |
データベース環境の共有メモリーのサイズ (M バイト単位)。 |
|
" " |
データベースの管理を担当するユーザーまたはエイリアスの電子メールアドレス。 |
|
"yes" |
"yes" を指定すると、データベース統計情報 (読み取り、書き込み、削除) がカウントされます。 |
|
"100" |
カウンタを持てるカレンダの最大数。カレンダでカウンタを有効にするには、cscal コマンド行ユーティリティーを使用します。 |
|
"en" |
電子メール通知のフォーマットに使用するファイルのローカライズされたバージョンを含む、/etc/opt/SUNWics5/config 内のディレクトリを指定します。 たとえば、"en" は英語にローカライズされたバージョンのディレクトリを指定し、"fr" はフランス語にローカライズされたバージョンのディレクトリを指定します。 |
|
"25" |
SMTP ホストのポート。 |
次の表は、自動バックアッププロセス (csstored) で使用されるパラメータを一覧表示し、使用可能なデフォルト値と ics.conf パラメータの説明を示しています。
表 E–16 自動バックアッププロセスで使用される ics.conf パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
defaultstore.log |
ログファイルの名前。 |
|
"." |
ログディレクトリへのパス。 |
|
caldb.berkeleydb.homedir.path |
なし |
ライブデータベースへのパス。 |
caldb.berkeleydb.archive.path |
なし |
アーカイブバックアップへのパス。 |
caldb.berkeleydb.hotbackup.path |
なし |
ホットバックアップへのパス。 |
caldb.berkeleydb.archive.enable |
"yes" |
自動的なアーカイブバックアップを有効または無効にします。 |
caldb.berkeleydb.hotbackup.enable |
"yes" |
自動的なホットバックアップを有効または無効にします。 |
caldb.berkeleydb.hotbackup.mindays |
"3" |
ディスク上に保持するホットバックアップコピーの最小日数。 |
caldb.berkeleydb.hotbackup. maxdays |
"7" |
ディスク上に保持するホットバックアップコピーの最大日数。 |
caldb.berkeleydb.hotbackup. threshold |
"70" |
古いホットバックアップコピーの破棄をトリガーする使用ディスク容量の割合 (パーセント)。 |
caldb.berkeleydb.archive.mindays |
"3" |
ディスク上に保持するアーカイブバックアップコピーの最小日数。 |
caldb.berkeleydb.archive.maxdays |
"7" |
ディスク上に保持するアーカイブバックアップコピーの最大日数。 |
caldb.berkeleydb.archive.threshold |
"70" |
古いアーカイブバックアップのコピーの破棄をトリガーする使用ディスク容量の割合 (パーセント)。 |
caldb.berkeleydb.circularlogging |
"yes" |
バックアップコピー数および占有するディスク容量の管理を有効または無効にします。 |
caldb.berkeleydb.archive.interval |
"120" |
新しいトランザクションログを開始する間隔 (秒単位)。 |
alarm.msgalarmnoticercpt |
"root@ localhost" |
必要な場合に通知する管理者の電子メールアドレスです。 |
service.store.enable (ics.conf ファイルに含まれない) |
"yes" |
start-cal によって、csstored を起動できるようにします。start-cal によって csstored を起動できないようにする場合は、ics.conf ファイルに追加して、"no" に設定する必要があります。 |
次の表は、カレンダデータベースの設定で使用されるパラメータ、デフォルト値、およびその説明を示しています。デフォルト値以外の値を指定するときは、ics.conf ファイルで設定する必要があります。
表 E–17 ENS メッセージ用のカレンダデータベースパラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"enp:///ics/alarm" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"" |
アラームデータの内容の種類を指定します。"text/xml" または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
カレンダの作成時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/calendarcreate" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
カレンダの削除時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/calendardelete" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
カレンダの修正時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/calendarmodify" |
ENS メッセージの URL。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
予定の作成時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/caleventcreate" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
予定の修正時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/caleventmodify" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
予定の削除時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/caleventdelete" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
仕事の作成時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/caltodocreate" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
仕事の修正時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/caltodomodify" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
|
"no" |
仕事の削除時に ENS メッセージを作成します。 |
|
"enp:///ics/caltododelete" |
ENS メッセージの URL を指定します。 |
|
"text/xml" |
メッセージデータの内容の種類を指定します。"text/xml" (デフォルト) または "text/calendar" を指定できます。 |
Calendar Server は、ENS (予定通知サーバー) という外部の汎用サービスを使用するように設定できます。 ENS は、特定の領域に分類できるサーバーレベルの予定レポートを受け付け、特定の予定カテゴリが登録されているほかのサーバーに、そのカテゴリの予定について通知します。Calendar Server は ENS を使用してアラーム通知を送受信します。 この通知には、運用上の一般的な警告やエラーメッセージだけでなく、カレンダ予定および作業の作成、削除、修正も含まれます。
次の表は、ics.conf ファイル内の ENS (予定通知サーバー) 設定用パラメータを示しています。また、各パラメータのデフォルト値と説明も示しています。
表 E–18 ics.conf ファイルの ENS (予定通知サーバー) 設定用パラメータ
次の表は、Calendar Server API (CSAPI) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–19 ics.conf ファイルの CSAPI 設定用パラメータ
次の表は、csmonitor ユーティリティー設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–20 ics.conf ファイル内の csmonitor ユーティリティー設定パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
"0" |
csmonitor を連続してループするかどうかを指定します。 "0": 連続的にループしません。 "1": 連続的にループします。 このオプションはより多くのシステムリソースを必要としますが、デバッグモードでは便利です。 |
|
"60" |
2 つの監視ループの間の遅延時間を秒単位で指定します。 |
|
なし |
csmonitor が送信するメッセージの送信元となる電子メールアドレスを指定します。 |
|
なし |
csmonitor が送信するメッセージの送信先となる電子メールアドレスを指定します。 |
|
service.monitor.csdb.logthreshold |
"90" |
正常と判断される最大ディスク消費量のしきい値を、ディスク容量全体のパーセント値で指定します。カレンダデータベースが存在するディレクトリ (csdb ディレクトリ) のディスク消費量がこの値を超えると、csmonitor は警告電子メールメッセージを送信します。 |
"csmonitor.log" |
csmonitor のログファイル名を指定します。 |
|
"2097152" |
ログファイルの最大サイズを指定します。ログファイルのサイズがこれを超えると、csmonitor はログを csmonitor.log.timestamp という名前で保存し、ログをリセットします。 |
|
"0" |
デバッグレベルを指定します。この値が大きいほど、csmonitor は詳細なメッセージを送信します。 |