Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

インストール後の設定プログラムを実行する

Calendar Server のインストールが完了したら、第 2 章「ディレクトリ準備スクリプト (comm_dssetup.pl)」で説明している手順に従って Directory Server セットアップスクリプト (comm_dssetup.pl) と Calendar Server 設定プログラム (csconfigurator.sh) を実行します。

次の表は、HA 設定用に指定が必要な設定情報を示しています。

表 7–1 HA 設定用の Calendar Server 設定オプション

設定パネル 

説明 

ランタイム設定 

「ランタイムユーザー ID」と「ランタイムグループ ID」

  • 「ランタイムユーザー ID」は、Calendar Server を実行するユーザーの名前です。この名前に root を指定することはできません。デフォルトは icsuser です。

  • 「ランタイムグループ ID」は、Calendar Server を実行するグループの名前です。デフォルトは icsgroup です。

    これらの名前は設定プログラムによって自動的に作成されますが、この章の最初に説明した各ノードの準備の一環として、設定プログラムを実行するに作成しておいてください。

    これらの名前は次のファイルに設定されている必要があります。

  • クラスタ内のすべてのノードの /etc/passwd に格納されている icsuser (または選択した名前)

  • クラスタ内のすべてのノードの /etc/etc/group に格納されている icsgroup (または選択した名前)

    Calendar Server の起動

    次のオプションはどちらも選択しないでください

  • インストールが成功したら起動する

  • システムの起動時に起動する

ディレクトリの選択 

データベース、一時ファイル、ログファイルの場所として、グローバルパーティションを選択します。次に例を示します。 

  • データベースの場合: /global /cal/var/csdb

  • 一時ファイルの場合: /global /cal/var/tmp

  • ログの場合: /global /cal/var/logs

  • バックアップの場合: /global /cal/var/hotbackupdb、および /global /cal/var/archivedb