カレンダプロパティー (calprops)、予定、および仕事 (作業) を含め、カレンダデータベースを走査して破損がないかどうか調べるには、check コマンドを使用します。check コマンドにより回復不能な不整合が検出された場合、その状況がレポートとして出力されます。
check コマンドは、アラームまたは GSE (グループスケジューリングエンジン) データベースの破損をチェックしません。
データベースの破損をチェックするには、次のように実行します。
Calendar Server がインストールされているシステムの管理権限を持つユーザーとしてログインします。
Calendar Server は稼動中でも停止していてもかまいませんが、可能であれば停止してください。
カレンダデータベースのコピーをまだ作成していない場合は、コピーを作成します。データベース (.db) ファイルだけをコピーします。共有ファイル (__db.*) やログファイル (log.*) をコピーする必要はありません。
cal_svr_base/SUNWics5/cal/sbin ディレクトリに移動します。たとえば、Solaris オペレーティングシステムでは次のように入力します。
cd /opt/SUNWics5/cal/sbin |
カレンダデータベースのコピーに対して check コマンドを実行します。
./csdb check dbdir \> /tmp/check.out 2\>&1 |
dbdir を指定しない場合、現在のディレクトリに格納されているデータベースに対して check が実行されます。
check コマンドは大量の情報を生成する可能性があるので、この例で示すように stdout や stderr を含むすべての出力をファイルとして書き出すことをお勧めします。
check の実行が完了したら、出力ファイルを確認します。
データベースが破損している場合、ホットバックアップのコピーに置き換えることができます。または、rebuild コマンドを実行して、破損したデータベースを再構築することもできます。