Messaging Server が、ホストされたドメインをすでに作成している場合は、Schema 1 または Schema 2 のいずれかに対してカレンダを有効にすることができます。 ここで説明する内容は次のとおりです。
ドメインでカレンダ管理を有効にするには、カレンダを有効にする各ドメインに対して、次のオブジェクトクラスと 2 つの属性を LDAP ドメインエントリに追加します。
オブジェクトクラス: icsCalendarDomain。
属性: icsStatus。値を “active” に設定します。
属性: icsExtendedDomainPrefs。属性オプション domainAccess の値を、アクセス制御に使用する ACL に設定します。
これは 2 つの方法で行うことができます。csattribute add コマンドを使用するか、次の例に示すように ldapmodify を使用します。
dn:dc=sesta,dc=com,o=internet changetype:modify add:objectclass objectClass:icsCalendarDomain add:icsStatus icsStatus:active add:icsExtendedDomainPrefs icsExtendedDomainPrefs:domainAccess=@@d^a^slfrwd^g;anonymous^a^r^g;@^a^s^g |
commdirmig を使用して既存の Messaging Server LDAP エントリを Schema 2 にすでに移行しているか、Messaging Server LDAP エントリを Schema 2 モードで独自に作成した場合は、次の 2 つの手順でカレンダ管理を有効にします。
Delegated Administrator ユーティリティーの commadmin domain modify コマンドに -S オプションを指定して実行し、カレンダサービスを各ドメインに追加します。
または、Delegated Administrator コンソールを使用して、カレンダサービスを含むサービスパッケージを、影響を受けるドメインに割り当てます。これを行うには、「組織」一覧ページの「サービスパッケージを割り当て」ボタンを使用します。
Delegated Administrator ユーティリティーの commadmin user modify コマンドに -S オプションを指定して実行し、カレンダを有効にした各ドメインの各ユーザーにカレンダサービスを追加します。
または、Delegated Administrator コンソールを使用して、カレンダサービスを含むサービスパッケージを、影響を受けるドメインの各ユーザーに割り当てます。これを行うには、影響を受ける各組織で、「ユーザー」一覧ページの「サービスパッケージを割り当て」ボタンを使用します。
commadmin コマンドについては、『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Delegated Administrator Guide』を参照してください。
Delegated Administrator コンソールについては、コンソールのオンラインヘルプを参照してください。
commdirmig については、『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Migration Guide』を参照してください。