Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド

cp

ファイルとフォルダをレジストリにコピーします。

形式

cp [-owner] {URN | % index} [] [- exclude pattern]… [-include pattern]… pattern

説明

cp コマンドは、フォルダおよびファイルをそれぞれ RegistryPackage オブジェクトおよび ExtrinsicObject オブジェクトとして、レジストリ内にコピーします。

ファイルやフォルダのコピー元となるローカルファイルシステム上のローカルディレクトリはデフォルトで、管理ツールの起動元である現在のディレクトリになります。-localdir オプションを使えば、管理ツール起動時にローカルディレクトリを変更できます。また、lcd コマンドを使えば、管理ツール起動後にローカルディスクを変更できます。show localdir コマンドを使えば、現在のローカルディレクトリの絶対パスを取得できます。

このコマンドは再帰的です。つまり、ユーザーが特定のディレクトリを指定すると、このコマンドはそのディレクトリの下にあるすべてのファイルとフォルダをコピーします。

オプション

-owner

引数の URN または %index に指定されたユーザーに、コピー先のレジストリオブジェクトの所有者を設定します。これらの引数については、chown コマンドの説明を参照してください。自分以外の所有者を指定するには、管理者のロールを持っている必要があります。

-exclude

指定されたパターンを名前に含むファイル以外のすべてのファイルをコピーします。ここで、pattern は、リテラル文字と、特殊文字のアスタリスク (*) (0 個以上の文字を表現) または疑問符 (?) (1 文字を表現) で構成されるパターンです。

このオプションは複数回指定可能です。

-include

指定されたパターンを名前に含むファイルをすべてコピーします。ここで、pattern は、リテラル文字と、特殊文字のアスタリスク (*) (0 個以上の文字を表現) または疑問符 (?) (1 文字を表現) で構成されるパターンです。

このオプションは複数回指定可能です。

オペランド

pattern

コピー対象のファイルまたはフォルダ。リテラル文字と、特殊文字のアスタリスク (*) (0 個以上の文字を表現) または疑問符 (?) (1 文字を表現) で構成されるパターンを使って指定します。pattern は複数個指定可能です。

次のコマンドは、ディレクトリ mydir をレジストリにコピーし、その所有者として、先行する users コマンドの番号 4 に対応するユーザーを設定します。


admin> cp -owner %4 mydir

次のコマンドは、ディレクトリ mydir をレジストリにコピーします。ただし、文字列 .z.c のいずれかで終わるファイルやディレクトリは除外されます。


admin> cp mydir -exclude \\.z -exclude \\.c