Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド

rm

特定の RegistryPackage からオブジェクトを削除します。

形式

rm [-d] [-r] { pattern | URN} []

説明

rm コマンドは、現在の RegistryPackage のメンバーオブジェクトのうち、(現在のロケールにおける) 名前が pattern または URN で指定されたパターンに一致するものを削除します。

一致する RegistryObject が複数の RegistryPackage オブジェクトのメンバーになっている場合、このコマンドは、現在の RegistryPackage とそのオブジェクトとの間の関連付けだけを削除します。そのオブジェクトがレジストリから削除されるのは、ほかの RegistryObject との関連付けが 1 つも存在しない場合だけです。

一致するメンバーオブジェクト自身がほかのオブジェクトを含む RegistryPackage である場合には、-r-d のいずれかのオプションが指定されない限り、そのオブジェクトが削除されたり、現在の RegistryPackage とそのメンバー RegistryPackage との間の関連付けが削除されたりすることはありません。

-d オプションと -r オプションが両方とも指定された場合は -d オプションが再帰的に適用されますが、これは、-r の選択対象となるすべてのオブジェクト (とそれらの関連付け) が、ほかの関連付けの有無にかかわらず削除されるようにするためです。

オプション

-d

現在の RegistryPackage と指定された RegistryPackage との間の関連付けを削除します。指定された RegistryPackage が削除されるのは、残りの関連付けが自身のメンバーオブジェクトに対するものだけである場合に限ります。削除された RegistryPackage のメンバーオブジェクトのうち、ほかの HasMember 関連付けのターゲットとして固定されていないものは、レジストリのルートのメンバーとしてアクセスできるようになります。

-r

指定された RegistryPackage オブジェクトとその配下にあるすべてのオブジェクトを削除します (ただし、ほかの関連付けを持つオブジェクトが存在する場合を除く)。

オペランド

pattern

リテラル文字と、特殊文字のアスタリスク (*) (0 個以上の文字を表現) または疑問符 (?) (1 文字を表現) で構成されるパターン。pattern は複数個指定可能です。

URN

urn:uuid:4a6741e7-4be1-4cfb-960a-e5520356c4fd などの、urn: で始まる URN。URN は複数個指定可能です。

次のコマンドは、文字列 "stat" を含むすべての RegistryPackage オブジェクトと、それらの配下にあるすべてのオブジェクトを削除します。


admin> rm -r *stat*