レジストリを設定するには、root としてログインするか、スーパーユーザーになる必要があります。
ディレクトリ ServiceRegistry-base/install に移動します。
ファイル install.properties 内の変更可能なプロパティーを編集します。
セキュリティー上の理由により、このファイルの編集時にはパスワード値を変更しないことをお勧めします。代わりに、コマンド行でそれらの値を指定します。
ファイルの編集が完了したら、次のコマンドを実行します (すべてを 1 行で入力)。
Solaris の場合: /usr/sfw/bin/ant -f build-install.xml install
Linux の場合: /opt/sun/bin/ant --noconfig -f build-install.xml install
ant コマンドが動作するには、JAVA_HOME 環境変数が設定されている必要があります。通常はこの変数を次の値に設定します。
/usr/jdk/entsys-j2se
変更後のパスワードをコマンド行で指定するには、コマンドのオプションを次のように指定します (すべてを 1 行で入力)。
/usr/sfw/bin/ant -f build-install.xml -Dregistry.install.RegistryServerKeystorePassword=passwd1 -Dregistry.install.AdministratorPassword=passwd2 -Dregistry.install.ApplicationServerKeystorePassword=passwd3 install |
レジストリ設定プロセスは、RegistryDomain-base/domains/${registry.install.DomainName} に Application Server ドメインを作成します。デフォルトのドメイン名は、registry です。その後、設定プロセスは、そのドメインを起動し、レジストリを配備したあと、その実行中のドメインをそのままの状態にしておきます。
レジストリ設定プロセスは、レジストリデータベースとサーバーキーストアをディレクトリ RegistryDomain-base/3.0 内にインストールします。このディレクトリはレジストリをアンインストールしても削除されませんが、これは、そのデータベースを将来のリリースにおいても使用できるよう保護するためです。このディレクトリを削除するかどうかや、削除する場合のタイミングは、管理者によって制御されます。
RegistryDomain-base の場所は、Solaris オペレーティング環境の場合は /var/opt/SUNWsoar、Linux システムの場合は /var/opt/sun/SUNWsoar になります。
ant install コマンドの出力にエラーが含まれていないか確認します。
エラーが存在しない場合には、Web コンソールまたは管理ツールを使い始めることができます。