ライフサイクルの配備後の段階では、本稼働環境に配備されたソリューションを実行します。ライフサイクルのオペレーションフェーズでは、次の作業を行います。
監視: システムのパフォーマンスおよびシステムの機能を定期的に監視します。
保守: 新規エンドユーザーのシステムへの追加、パスワードの変更、新規管理ユーザーの追加、アクセス権限の変更、定期的なバックアップの実行などの日常的な管理機能を実行します。
パフォーマンスの調整: システムの運用上のボトルネックを見つけるために定期的に情報を監視し、設定のプロパティーの変更、容量の追加などによりボトルネックの除去を試みます。
システムの強化とアップグレード: これらの作業には、システムに新しい Java ES コンポーネントを追加することで新しい機能を追加したり Java ES 以外のコンポーネントを置き換えたりする作業が含まれます。どちらの場合も、これらの変更によりソリューションのライフサイクルの最初のフェーズから、システムの再設計が必要になる場合があります。アップグレード作業は限定的で、通常は Java ES コンポーネントのアップグレードを実行します。
各 Java ES コンポーネントには、それぞれのオペレーションを設定、調整、または管理するための独自の管理ツールが備えられています。監視および管理のための共通のインフラストラクチャーおよびシステム全体を管理するための管理ツールを提供することが目標です。