アクセスコンポーネントは、システムサービスへのフロントエンドアクセスを可能にし、多くの場合、エンタープライズファイアウォールの外にあるインターネットからのセキュリティー保護されたアクセスを可能にします。そのようなアクセスを可能にすることに加えて、多くの場合、ルーティング機能も提供します。Java Enterprise System に含まれるアクセスコンポーネントおよびそれらのコンポーネントが提供するサービスを次の表に示します。コンポーネントの詳細については、「アクセスコンポーネントの説明」を参照してください。
表 1–3 Java ES アクセスコンポーネント
コンポーネント |
提供されるアクセスサービス |
---|---|
企業ファイアウォールの外からセキュリティーサービスを Directory Server に対して提供します。Directory Proxy Server は、ディレクトリアクセス制御と複数の Directory Server インスタンスに対するルーティングを提供します。 |
|
Sun Java System Web Proxy Server |
Web コンテンツをキャッシュ、フィルタリング、および配信する機能を、送信インターネット要求と受信インターネット要求の両方に対して提供します。 |
Sun Java System Communications Express |
設定に応じて、Messaging Server、Calendar Server、および Directory Server への Web ベースのアクセスを提供します。 |
企業ファイアウォールの外から、内部ポータルを含む Portal Server のコンテンツやサービスへの、セキュリティー保護されたインターネットアクセスを提供します。 |
|
|
|
Microsoft Outlook を使用するデスクトップクライアントに、Messaging Server と Calendar Server の両方に対するインタフェースを提供します。 |