配信ステータス通知および MDN (message disposition notification) の両方に、2 つのオプションファイルが使用できます。これらは、生成された通知をより柔軟に国際化するためのものです。次の 2 種類があります。
IMTA_LANG:return_option.dat (DSN)IMTA_LANG:disposition_option.dat (MDN) |
これらのファイルに使用できるオプションを、表 10–10 に示します。
表 10–10 配信ステータス通知および MDN (message disposition notification) のオプション
オプション |
説明 |
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DAY (DSN) |
RETURN_UNITS=0 (デフォルト) が設定されている場合に、%U または %u と置き換えて挿入される文字です。%U と %u とは区別されません (デフォルトでは、英語の「Day」と「day」が区別して置換される)。 |
DSN の最初の受取人ごとのセクションの作成に使用した「Diagnostic code:」文字のオーバーライドです。このフィールドには、DSN の最初の部分で使用したのと同じ文字セットを指定する必要があります。 |
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HOUR (DSN) |
RETURN_UNITS=1 が設定されている場合に、%U または %u と置き換えて挿入される文字です。%U と %u とは区別されません (デフォルトでは、英語の「Hour」と「hour」が区別して置換される)。 |
n.n.n (DSN) |
DSN の受取人ごとのセクションの作成時に、受取人単位のステータスの数字と一致するオプション名があるかどうかがチェックされます。一致するものがある場合、対応する文字が DSN に挿入されます。また、上で指定された REASON オプションの結果が長さ 0 の文字列である場合、REASON フィールドには文字は挿入されません。 |
DSN の最初の受取人ごとのセクションの作成に使用した「Original address:」文字のオーバーライドです。このフィールドには、DSN の最初の部分で使用したのと同じ文字セットを指定する必要があります。 |
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REASON (DSN) |
DSN の最初の受取人ごとのセクションの作成に使用した「Reason::」文字のオーバーライドです。このフィールドには、DSN の最初の部分で使用したのと同じ文字セットを指定する必要があります。 |
DSN の最初の受取人ごとのセクションの作成に使用した「Recipient address:」文字のオーバーライドです。このフィールドには、DSN の最初の部分で使用したのと同じ文字セットを指定する必要があります。 |
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From: フィールドと一緒に使用される個人名のフィールドのオーバーライドです。このフィールドは RFC 2047 エンコードされている必要があります。このオプションを指定しない場合、RETURN_PERSONAL MTA オプションで設定された値が使用されます。 |
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SUBJECT (DSN および MDN) |
Subject: フィールドのオーバーライドです。この値は、通知に個々の件名のフィールドが含まれない場合にのみ使用されます。このフィールドは RFC 2047 エンコードされている必要があります。このオプションが使用されず、通知に件名が含まれない場合は、適切な件名が作成されます。 |
MDN の最初の部分および件名が変換されるべき文字セットです。デフォルトでは、変換を行わないようになっています。 |