useconfig ユーティリティーを使用することで、HA 環境の複数のノード間で単一の設定を共有することができます。このユーティリティーは、既存の設定をアップグレードまたは更新するものではありません。
たとえば、最初のノードをアップグレードする場合は、Java Enterprise System インストーラからインストールを行ってから Messaging Server を設定します。そのあと、Java Enterprise System インストーラを使って Messaging Server パッケージをインストールする 2 番目のノードにフェイルオーバーします。ただし、初期実行時設定プログラム (configure) をもう一度実行する必要はありません。代わりに、useconfig ユーティリティーを使用することができます。
このユーティリティーを使用するには、useconfig ユーティリティーを実行して、以前の Messaging Server 設定を指定します。
msg_svr_base/sbin/useconfig install/configure_YYYYMMDDHHMMSS |
configure_YYYYMMDDHHMMSS は以前の構成設定ファイルです。
新しいノードでは、共用ディスク上の msg_svr_base/data/setup ディレクトリに configure_YYYYMMDDHHMMSS があります。
「Veritas Cluster Server エージェントのインストール」および「Sun Cluster エージェントのインストール」の以下の節には、useconfig ユーティリティーをいつ使用できるかが記載されています。