Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

LDAP エラーを処理する

この時点で、結果の URL を使用して LDAP 検索が実行されます。何らかの LDAP エラーが発生した場合、処理は一時的なエラー (4xx error in SMTP) を示して終了します。LDAP 操作は成功したものの、結果の生成に失敗した場合は、LDAP_DOMAIN_ATTR_CATCHALL_ADDRESS MTA オプションから取得される、ドメインのキャッチオールアドレス属性がチェックされます。この属性が設定されている場合は、その値で現在のアドレスが置き換えられます。

キャッチオールアドレス属性が設定されていない場合は、LDAP_DOMAIN_ATTR_SMARTHOST MTA オプションから取得される、ドメインのスマートホスト属性がチェックされます。この属性が設定されている場合、次の形式のアドレスが作成されます。

@smarthost: user@domain

エイリアス処理はこの結果で正常終了します。また、LDAP_DOMAIN_ATTR_CONVERSION_TAG MTA オプションから取得する、ドメインの変換タグ (存在する場合) がアドレスに追加されます。これによって、スマートホストへの転送前に変換が実行されます。ドメインのキャッチオールアドレスまたはスマートホストがない場合は、このエイリアス URL の処理はエラー終了します。