Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

マッピングファイルのファイルフォーマット

mappings ファイルは、一連のテーブルで構成されています。各テーブルはその名前で始まります。名前には常に、最初の列にアルファベット文字がきます。テーブル名の次には必ず空白行が続き、その後にテーブルのエントリが続きます。エントリは、ゼロまたはそれ以上のインデント行で構成されます。各エントリ行は、1 つ以上のスペースまたはタブで区切られた 2 つのカラムから成ります。エントリ内のスペースはすべて、$ 文字で囲む必要があります。各テーブル名の後およびテーブル間には空白行が必要ですが、1 つのテーブル内のエントリ間に空白行があってはなりません。コメントは、1 つめのカラムに記述され、感嘆符 (!) から始まります。

つまり、ファイルフォーマットは以下のようになります。


TABLE1_NAME
   pattern1-1    template1-1
   pattern1-2    template1-2
   pattern1-3    template1-3
      .              .
      .              .
      .              .
   pattern1-n    template1-n

TABLE2_NAME
   pattern2-1    template2-1
   pattern2-2    template2-2
   pattern2-3    template2-3
       .            .
       .            .
       .            .
   pattern2-n    template2-n
          .
          .
          .


TABLE3_NAME
           .
          .
          .

         

TABLE2_NAME マッピングテーブルを使用するアプリケーションは、pattern2-2 文字列を template2-2 で指定された文字列にマップします。各パターン、またはテンプレートには、最高 252 文字までを含めることができます。マッピングテーブルに含まれるエントリの数に制限はありません (ただし、エントリが必要以上に多い場合は、大きな CPU 容量およびメモリ容量を要することになる)。252 バイト以上の長い行は、\ (円記号) を行の末尾に置くことで次の行に続けることができます。2 つのカラム間および 1 つめのカラムの前にある空白スペースを削除してはなりません。

mappings ファイルでマッピングテーブル名が重複することは許されていません。

マッピングファイルにほかのファイルを含める

mappings ファイルにほかのファイルをインクルードすることができます。次の形式の行を使用します。


<file-spec
            

これによって、mappings ファイル内の file-spec の行が、その実際のファイルに置き換えられます。ファイル指定には、完全なファイルパス (ディレクトリ等) が必要です。この方法で含めるファイルは、誰でも読み取り可能でなければなりません。mappingsファイルに含めるファイルにはコメントを入れることもできます。インクルードファイルは、3 階層までネストできます。インクルードファイルは、mappings ファイルといっしょに読み込まれます。オンデマンドで読み込まれるのではないため、ファイルを含めることによってパフォーマンスまたはメモリを節約することはできません。