Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

LMTP を使用しない 2 層展開でのメッセージ処理

図 15–1 に、次のような LMTP を使用しない 2 層展開でのメッセージ処理を示します。

図 15–1 LMTP を使用しない 2 層展開

図は、LMTP を使用しない 2 層展開でのメッセージ処理を示します。

LMTP を使用しない場合で、ストアシステムの前にリレーを配備した 2 層展開では、受信メッセージの処理は、リレーマシンのディスパッチャーによってピックアップされ、tcp_smtp_server プロセスにハンドオフされた SMTP ポートの接続から始まります。このプロセスでは、受信メッセージに対して次のような処理が行われます。

次に、メールメッセージはキューから smtp_client プロセスに引き継がれ、メール ホストに送信されます。メールホスト上では、非常によく似た処理が行われます。SMTP ポートへの接続がディスパッチャーによってピックアップされ、tcp_smtp_server プロセスにハンドオフされます。このプロセスでは、メッセージに対して次のような処理が行われます。

次に、メールメッセージは ims_ms プロセスに引き継がれ、ストアへの配信が試行されます。ここでは、キューに入れる処理が 2 回実行されています。また各 MTA はそれぞれ LDAP 検索を実行しています。