Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

メッセージストアによるメッセージの削除方法

メッセージは、次の 3 段階の手順でメッセージストアから削除されます。

  1. メッセージフラグを「削除」に設定: クライアントがメッセージフラグを「削除」に設定します。この時点では、メッセージには削除のマークが付けられますが、クライアントは削除フラグを外せばメッセージを復元できます。第 2 のクライアントが存在する場合、そのクライアントからは削除されたフラグがただちには認識できない可能性があります。configutil パラメータの local.imap.immediateflagupdate を設定すると、フラグの更新がただちに行われるようになります。

  2. メールボックスから削除: メッセージはメールボックスから削除されます。厳密には、メッセージはメッセージストアのインデックスファイルである store.idx から削除されます。メッセージ自体はディスクに残っていますが、メッセージの消去後、クライアントはメッセージを復元できなくなります。

    期限切れは、消去の特殊なケースです。メッセージのサイズや存続期間など、管理者が定義した一連の削除条件に適合するメッセージが消去されます。詳細については、「自動メッセージ削除 (有効期限および消去) 機能を設定するには」を参照してください。

  3. ディスクから消去: imexpire ユーティリティーにより、消去されたメッセージをすべてディスクから消去します。デフォルトの場合は、毎日午後 11 時に実行されます。この設定は、メッセージの有効期限スケジュールを制御する local.schedule.expire および消去までの猶予期間 (メッセージが消去されずに保持される期間) を制御する store.cleanupage を使用して変更できます。これは、MTA ログファイルの古いバージョンを消去する imsimta purge コマンドとは異なることに注意してください。