Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

信頼できる CA の証明書をインストールするには

認証局 (CA) の証明書をインストールする場合も、証明書セットアップウィザードを使用します。CA 証明書は、認証局自体の身元を証明します。サーバーは、クライアントやほかのサーバーを認証するプロセスで、これらの CA 証明書を使用します。

たとえば、パスワードに基づく認証 (157ページの「証明書に基づくログインを設定するには」を参照) に加え、証明書に基づく認証にも対応するように会社の環境を設定した場合は、クライアントが提示する可能性のある証明書の発行元として信頼できる CA の証明書をすべてインストールする必要があります。これらの CA は、社内組織の場合もあれば、商業機関、政府機関、ほかの企業などの外部組織の場合もあります。認証用 CA 証明書の使用方法については、『Managing Servers with iPlanet Console』の「Introduction to Public-Key Cryptography」を参照してください。

Messaging Server をインストールすると、いくつかの商用認証局の CA 証明書もインストールされます。ほかの商用認証局の CA 証明書を追加する場合や、社内使用のために (Sun Java System Certificate Server を使用して) 独自の認証局を開発する場合は、追加の CA 証明書を入手して、インストールする必要があります。


注 –

Messaging Server により自動的に提供される CA 証明書は、インストール時にはクライアント証明書用の信頼できる証明書としてマークされていません。これらの CA から発行されるクライアント証明書を信頼できるものにする必要がある場合は、信頼設定を編集する必要があります。この手順については、153 ページの「証明書と信頼できる CA の管理」を参照してください。


新しい CA 証明書を要求してインストールするには、次の手順を実行します。

Procedure新しい CA 証明書を要求してインストールするには

手順
  1. Web ページからまたは電子メールを利用して認証局に連絡し、その CA 証明書をダウンロードします。

  2. 受け取った証明書のテキストをテキストファイルとして保存します。

  3. 証明書セットアップウィザードを使用し、前の節で説明した手順に従って証明書をインストールします。

    詳細な手順については、『Managing Servers with iPlanet Console』の SSL に関する章を参照してください。