メールがユーザーに正しく配信されるようにするには、まずユーザーのメールアドレス情報を指定する必要があります。アドレス情報は、Messaging Server のホスト名、ユーザーのプライマリアドレス、および代替アドレスから構成されています。ホスト名とプライマリアドレスは必ず指定する必要がありますが、代替アドレスは指定しなくてもかまいません。
ユーザーのメールアドレス情報を指定するには、次の手順に従います。
コンソールから「ユーザーの作成」ウィンドウまたは「エントリの編集」ウィンドウにアクセスします。手順については、「メールユーザーにアクセスするには」を参照してください。
「メール」タブをクリックします。
「設定」タブがアクティブになっていない場合は、クリックしてアクティブにします。
(必須) Messaging Server のホスト名を入力します。
これは、ユーザーのメールを処理する Messaging Server をホストするマシンです。Messaging Server がそのマシンで認識できる完全指定ドメイン名 (FQDN) を入力してください。
(必須) ユーザーのプライマリ電子メールアドレスを入力します。
プライマリアドレスは、ユーザーのアドレスとして公開される電子メールアドレスです。ユーザーが使用できるプライマリアドレスは 1 つだけです。RFC 821 仕様に準拠する有効な形式の SMTP アドレスを使用してください。
送信メールのヘッダー部分に表示されるユーザーアドレスにホスト名を表示しない場合は、プライマリ電子メールアドレスのフィールドにホスト名を入力しないでください。代わりに、以下に示される手順に従って、ホスト名を含む代替アドレスを指定します。
代替アドレスとは、本質的にはユーザーのプライマリアドレスのエイリアスに相当します。代替アドレスは、以下の目的に利用できます。
スペルを間違えやすいアドレスにメールが正しく配信されるようにする (たとえば、プライマリアドレスが「Smythe」の場合に、代替アドレスとして「Smith」と指定する)。
送信メールのヘッダーにホスト名を表示しないようにする。ホスト名を非表示にするには、ユーザーのプライマリ電子メールアドレスにはホスト名を含めず、代替アドレスにホスト名を含めます。たとえば、プライマリ電子メールアドレスを「jsmith@siroe.com」と指定し、代替アドレスを「jsmith@sesta.com」と指定します。こうすると、ユーザーが送信したメールのヘッダーには jsmith@siroe.com と表示されますが、このアドレス宛のメール (返信を含む) はすべて jsmith@sesta.com に配信されます (ただし、sesta.com が有効なホスト名である場合のみ)。
重複しないかぎり、各ユーザーに割り当てることができる代替アドレスの数に上限はありません。代替アドレス宛に送信されたメッセージはすべてプライマリアドレスに配信されます。
代替アドレスを追加するには、次の手順に従います。
ユーザーのメール情報の変更が完了したら、「エントリの編集」ウィンドウの下部にある「了解」をクリックします。変更作業を続ける場合は、別のタブをクリックします。