メッセージヘッダーエントリは、SMS メッセージに含めるヘッダー行を指定したり、ヘッダー行の略記方法または略記以外の場合に行われる変換方法を指定したりします。メッセージヘッダーエントリの 1 つによって、ヘッダー行がゼロでない長さの文字列に正常にマッピングされた場合にのみ、ヘッダー行は生成される SMS メッセージに含められます。各エントリには次のような形式があります。
H|pattern replacement-text
メッセージのヘッダー行がこのパターンに一致すると、ヘッダー行は置換テキスト「replacement-text」で置き換えられます。このときマッピングファイルのパターン一致機能および文字列置換機能が使用されます。その後、メタキャラクタ「$Y」が置換テキストに指定されていれば、ヘッダー行のマッピングによる最終的な結果は SMS メッセージに含められます。ヘッダー行がどのパターン文字列とも一致しない場合、ヘッダー行が長さゼロの文字列にマッピングされた場合、またはメタキャラクタ「$Y」が置換テキストに指定されていない場合は、ヘッダー行は SMS メッセージに含められません。以下に 2 つのエントリを示します。
H|From:* F:$0$Y H|Subject:* S:$0$Y |
これらのエントリによって、From: および Subject: ヘッダー行は SMS メッセージに含められます。このとき From: および Subject: は F: と S: として略記されます。以下のエントリの場合、
H|Date:* H|D:$0$R$Y H|D:*,*%19%%*:*:* H|D:$0$ $5:$6$R$Y |
Date: ヘッダー行が受け入れられ、次のヘッダー行のようにマップされます。
Date: Wed, 16 Dec 1992 16:13:27 -0700 (PDT)
これは次のように変換されます。
D: Wed 16:13
非常に複雑で反復的なマッピングが作成される場合もあります。サイトにカスタムフィルタを設定する場合は、最初にマッピングファイルの動作方法を理解しておく必要があります。エントリの右側の H| は、必要に応じて省略できます。H| は、一連の反復的なマッピングで必要とされるテーブルエントリの数を削減するために右側に置かれています。