Sun Java System Messaging Server のインストール後、そのディレクトリおよびファイルは 表 1–1 に示した構成で配置されます。この表はすべてを網羅したものではありません。典型的なサーバー管理タスクに関連の深いディレクトリとファイルのみを示しています。
表 1–1 インストール後のディレクトリとファイル
ディレクトリ |
デフォルトの位置および説明 |
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Messaging Server Base (msg_svr_base) |
/opt/SUNWmsgsr/ (デフォルトの位置) Messaging Server マシン上に存在するディレクトリで、サーバープログラムや設定、保守、および情報ファイルを維持するためのものです。 マシンごとに 1 つの Messaging Server Base ディレクトリのみが許可されます。 |
設定 config |
msg_svr_base/config/ imta.cnf ファイルや msg.conf ファイルなどの Messaging Server 設定ファイルのすべてが含まれます。 Solaris および Linux プラットフォームのみ: このディレクトリは、初期実行時設定で指定したデータと設定のディレクトリ (デフォルト: /var/opt/SUNWmsgsr/) のサブディレクトリであるconfig にシンボリックリンクしています (UNIX プラットフォーム)。 |
ログ log |
msg_svr_base/log/ mail.log_current ファイルをはじめとする Messaging Server のログファイルが含まれます。 Solaris および Linux プラットフォームのみ: このディレクトリは、初期実行時設定で指定したデータと設定のディレクトリ (デフォルト: /var/opt/SUNWmsgsr/) のサブディレクトリである config にシンボリックリンクしています (UNIX プラットフォーム)。 |
データ data |
msg_svr_base/data/ (必須の位置) データベース、設定、ログファイル、サイトのプログラム、キュー、ストア、およびメッセージファイルが含まれます。 data ディレクトリには、config ディレクトリと log ディレクトリが含まれています。 Solaris および Linux プラットフォームのみ: このディレクトリは、初期実行時設定で指定したデータと設定のディレクトリ (デフォルト: /var/opt/SUNWmsgsr/) にシンボリックリンクしています (UNIX プラットフォーム)。 |
システム管理者プログラム sbin |
msg_svr_base/sbin/ (必須の位置) imsimta、configutil、stop-msg、start-msg、uninstaller などの、Messaging Server システム管理者が実行できるプログラムとスクリプトが含まれます。 |
ライブラリ lib |
msg_svr_base/lib/ (必須の位置) 共有ライブラリ、プライベートの実行可能プログラムとスクリプト、デーモン、およびカスタマイズできないコンテンツデータファイルが含まれます。例: imapd および qm_maint.hlp。 |
SDK インクルードファイル include |
msg_svr_base/include/ (必須の位置) SDK (Software Development Kit) 用のメッセージヘッダーファイルを格納します。 |
例 examples |
msg_svr_base/examples/ (必須の位置) Messenger Express AUTH SDK などの、各種 SDK の例が含まれます。 |
インストールデータ install |
msg_svr_base/install/ (必須の位置) インストールログファイル、サイレントインストールファイル、出荷時設定ファイル、および初期実行時設定ログファイルなどの、インストール関連のデータファイルが含まれます。 |