ユーザーごとにフィルタ処理を指定したほうがよい場合があります。たとえば、スパムまたはウィルスのフィルタ処理を ISP の顧客に対するプレミアムサービスとして提供する場合に、サービスを受けるユーザーと受けないユーザーを指定できます。ユーザーごとのフィルタ処理を行うための一般的な手順は、次のとおりです。
スパムのフィルタ処理ソフトウェアを起動するユーザー LDAP 属性を指定します。
option.dat に、LDAP_OPTINX オプションを設定します。次に例を示します。
LDAP_OPTIN1=SymantecAV LDAP_OPTIN2=SpamAssassin |
スパムのフィルタ処理の対象となるユーザーエントリにフィルタ属性を設定します。
フィルタ属性は複数値を持ち、サーバーによって異なります。手順 1 の例を使用した場合のエントリを次に示します。
SymantecAV: virus SpamAssassin: spam |
ウィルスとスパムの両方をフィルタ処理できる Brightmail のようなプログラムの場合、有効な値は spam および virus です。複数値を持つ属性として使用する場合、それぞれの値に個別の属性を入力する必要があります。たとえば、Brightmail のフィルタ属性が Brightmail に設定されている場合のエントリは次のとおりです。
Brightmail: spam Brightmail: virus |