ユーザーをグループに分割し (「バックアップグループを作成するには」を参照)、msg_svr_base/config/ ディレクトリの下に backup-groups.conf ファイルを作成します。
このバックアップソリューションは追加のディスク容量を必要とします。すべてのグループを同時にバックアップするには、メッセージストアの 2 倍のサイズのディスク容量が必要になります。ディスク容量に余裕のない場合は、ユーザーを小規模なグループに分け、グループセット単位でバックアップしていきます。たとえば、group1 〜 group5、group6 〜 group10 というようになります。バックアップ後、グループデータファイルを削除します。
imsbackup を実行して、準備領域にあるファイルに各グループをバックアップします。
このためのコマンドは、imsbackup -f <device> /<instance>/<group> です。
複数の imsbackup プロセスを同時に実行することができます。次に例を示します。
# imsbackup -f- /primary/groupA > /bkdata/groupA & # imsbackup -f- /primary/groupB > /bkdata/groupB & . . . |
imsbackup は大きなサイズのファイルをサポートしていないため、バックアップデータが 2G バイトを超える場合は -f- オプションを使用して、データを stdout に書き込み、ファイルへ出力を受け渡します。
サードパーティー製のバックアップソフトウェアを使用して、準備領域 (上の例では /bkdata) のグループデータファイルをバックアップします。
ユーザーを復元するには、ユーザーのグループファイル名を確認し、そのファイルをテープから復元し、imsrestore を使用してデータファイルからユーザーを復元します。
imsrestore は大きなサイズのファイルをサポートしていません。データファイルが 2G バイトより大きい場合は、次のコマンドを使用します。
# cat /bkdata/groupA | imsrestore -f- /primary/groupA/andy