Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストール計画ガイド

Messaging Server 用の設定値の選択

ソリューション内のそれぞれの Messaging Server インスタンスに対して、ソリューション内のほかのコンポーネントと相互動作するようにインスタンスを設定する値を入力する必要があります。たとえば、ソリューションで Access Manager シングルサインオンを使用する場合、Access Manager と相互動作するように Messaging Server インスタンスを設定する必要があります。表 3–9 を参考にして設定値を選択します。

表 3–9 Messaging Server インスタンス用の主な設定値

入力フィールド 

ソリューションに対する値の選択 

「FQHN の入力」 

Messaging Server を設定している対象のコンピュータの完全修飾ドメイン名。 

「設定するコンポーネントを選択」 

このコンピュータに対してソリューションで指定するコンポーネントを選択します。この情報は配備アーキテクチャーから入手できます。詳細については、「配備アーキテクチャーの分析」を参照してください。

「ユーザー名の入力」および「グループの入力」 

Messaging Server を実行するユーザー名とグループを指定します。 

「設定サーバー LDAP URL」、「バインド名」、「パスワード」 

設定データを保存するためにソリューションで使用する Directory Server インスタンスと、ディレクトリマネージャーのアカウントおよびパスワードを指定します。Messaging Server の設定ウィザードは、Messaging Server インスタンスに関する設定データをこのディレクトリに書き込みます。 

「ユーザー/グループサーバー LDAP URL」、「バインド名」、「パスワード」 

ユーザーおよびグループデータの格納にソリューションが使用する Directory Server インスタンスと、ディレクトリマネージャーのアカウントおよびパスワードを指定します。Messaging Server の設定ウィザードは、メールドメインブランチをこの Directory Server のディレクトリツリーに追加します。Messaging Server は、ユーザーおよびグループデータをこのディレクトリから検索します。 

「すべての管理アカウントのパスワード」 

すべての Messaging Server インスタンスの管理者アカウントに対して使われるパスワードを指定します。 

「デフォルト電子のメールドメイン」 

Messaging Server インスタンスがメールサービスを提供する対象の電子メールドメインを指定します。 

「組織 DN を入力」 

デフォルト電子メールドメイン内のユーザーに関するデータを格納する LDAP ディレクトリツリーブランチを指定します。 

ディレクトリツリーブランチの DN は「o=, ou=,」または「dc=,dc=」として指定できます。 

ソリューションで、単一のユーザーエントリを使用して複数のサービスを認証および承認する場合、ユーザーおよびグループデータに対して、このフィールドで指定する LDAP ブランチを使用するようにほかのコンポーネントを設定する必要があります。